于山国(うざんこく、朝鮮語: 우산국、英語: Usan-guk, or the State of Usan)は、現在の鬱陵島を支配していたとされる古代国家である。現存する朝鮮半島で最も古い史書、『三国史記』(1145年)に登場する。『三国史記』「新羅本紀」には、512年、于山国が朝鮮本土の新羅により服属させられたとの記録があり、11世紀初頭には女真の海賊の侵攻によって大きな打撃を受けたとされる。史料が少なく、記載も寡少なため「于山国」の詳細はよく分かっていない。ただし、「于山」及び「于山島」の名称は朝鮮の史書・地理書・地図に数多く登場する。(→ 「于山島」も参照)