伊予八藩 (いよはっぱん、いよはちはん)は、江戸時代に伊予国(現在の愛媛県)に置かれた8つの藩を指す、愛媛県の地方史における用語である。関ヶ原の戦い後、伊予国では領主の大きな変動や短期間での交代があったが、17世紀後半までには8つの藩が成立し、以後は藩主家が交代することもなく廃藩置県まで200年余りにわたって安定した体制となった。この語は、愛媛県域において地域ごとに多様な文化が発展したことや、県域の一体感が薄いとされることに結びつけて語られることがある。