伏見宮邦忠親王(ふしみのみや くにただしんのう)は、江戸時代の皇族。伏見宮第16代。伏見宮貞建親王の第1王子。幼称は、阿古宮。 寛保2年(1742年)桜町天皇の猶子となり、翌寛保3年(1743年)10月親王宣下を蒙り、邦忠と命名される。同年11月元服し、上野太守に任ぜられる。延享2年(1745年)三品に叙され、寛延2年(1749年)二品に叙せられる。宝暦4年(1754年)父宮貞建親王の薨去に伴い、宮家を相続する。翌宝暦5年(1755年)兵部卿となり、宝暦9年(1759年)5月一品に叙せられるが、同年6月2日薨去。享年29。法名、円定明院。