『匂える園』(におえるその)は、15世紀にムハンマド・イブン・ムハンマド・アル=ナフザウィ (Muhammad ibn Muhammad al-Nafzawi) によって書かれたアラビア語による性典、性愛文学作品である。正式な題名は、"官能の悦びの匂える園" (al-rawd al-'âtir fî nuzhati'l khâtir)。『素女経』(中国・漢代)、『カーマ・スートラ』(インド・4 -5 世紀)と並ぶ「世界三大性典」の一つである。