十全武功(じゅうぜんぶこう)は、清の第6代皇帝・乾隆帝が18世紀後半に行った、10の地域への対外遠征である。これにより清の版図は最大規模に広がり、ラオス・タイまで朝貢するようになった。 乾隆帝はこれらの遠征を「全て勝った」として誇り、自らを十全老人(じゅうぜんろうじん)と称したが、西域では大きな苦戦もあり、越南・緬甸など軍事的には大敗北を喫したものもあった。また、苗族の反乱(、)や白蓮教徒の乱などが起こった。