国歌の一覧(こっかのいちらん) 世界のほとんどの国は「賞賛、献身または愛国心の歌」と定義されるアンセム、すなわち国歌(英:national anthem)を持つ。 そしてほとんどの国歌は、行進曲か賛美歌のどちらかの様式である。憲法や法律、あるいは単に伝統によって国歌は定められる。 君主制国家における王室歌は国歌に類似した愛国的な歌であるが、それは特に国家君主または王室への称賛や祈願の歌である。そのような歌は通常、君主が公の場に姿を表すときや、王室の重要なイベントのときに演奏される。複数の国では、王室歌を国歌として使用している(例えば「ヨルダンの国歌」)。 最も古い国歌にあたるものは複数存在する。 最も古い作曲の国歌は、1568年から1572年に書かれたオランダの「ヴィルヘルムス」である。 日本の「君が代」は、905年初出の古今和歌集からその詞をとっており、最も古い歌詞の国歌である。曲が付けられたのは1880年(明治13年)。 最も古く公式採用された国歌は、1770年スペインの「国王行進曲」である。この曲の起源は不明であるが、16世紀のヴェネツィア起源、またはフリードリヒ2世王自らによる作曲が起源と考えられている。「国王行進曲」はまた、公式の歌詞を持っていない数少ない国歌の1つでもある。 18世紀には、国歌はヨーロッパの国々でますます一般的になった。