天保六花撰(てんぽうろっかせん)は、二代目松林伯圓の創作による講談。また、これらの話に登場する六人の男女の総称でもある。後にフシ付け(浪曲化)され、木村重友、初代友衛、若衛と続く得意演題で、お家芸となっている。 この講談をもとに河竹黙阿弥が歌舞伎化した演目に『』(くもに まごう うえのの はつはな、通称『河内山と直侍』または『河内山』)がある。そのうち直侍と三千歳とのからみ部分のみを上演する際には、これを『』(ゆきの ゆうべ いりやの あぜみち、通称『三千歳と直侍』または『直侍』)と呼んでいる。