常念山脈(じょうねんさんみゃく)は、飛騨山脈(北アルプス)のうち主稜線の東側に平行して南北に延びる山域の総称。主稜線との間に高瀬川、梓川が流れる。主稜線とは大天井岳から槍ヶ岳への東鎌尾根の稜線でつながっており、中房温泉から燕岳を経てこの稜線へ至る登山道は表銀座と呼ばれている。1934年(昭和9年)12月4日 に山域が、中部山岳国立公園に指定された。 松本盆地(松本平と安曇平)からは、常念山脈の大きな山容が間近に眺められる。穂高岳、槍ヶ岳といった山々は、常念岳、蝶ヶ岳、大滝山、餓鬼岳といった前衛の常念山脈に隠れ、場所によってその間から顔を出す程度である。