年分度者(ねんぶんどしゃ)とは、中国や日本のように、各年の僧尼の出家得度の定員が、律令(僧尼令)などの国家の規律によって国家の統制を受けた社会において、規定されていた定員に入った者を指す。対して、定数以外の度僧制として、皇帝や天皇の恩恵として「特恩度僧」の制度や、国家財政の面から行われた「売度(売牒、出売度牒)」の制度などがある。