教会博士(きょうかいはかせ、ラテン語: doctor ecclesiae)は、キリスト教ローマ・カトリック教会において、聖人の中でも特に学識にすぐれ、信仰理解において偉大な業績を残した人に送られる称号。 古代世界において活躍した偉大な4人の教父、 * ラテン教父のアンブロジウス * ヒッポのアウグスティヌス * エウセビウス・ヒエロニムス * グレゴリウス1世教皇(大聖グレゴリウス) は、早くから教会博士とよばれて尊敬を受けていた。彼らは1295年に時の教皇ボニファティウス8世によって「教会博士」という称号を公式に受けた。 また、先にあげた4人を「西方の四大教会博士」といい、東方教会における三成聖者を含めた次の4人の学識深い聖人を「東方の四大教会博士」という。 * カイサリアのバシレイオス(大バシレイオス) * ナジアンゾスのグレゴリオス * ヨハネス・クリュソストモス(金口イオアン) * アレクサンドリアのアタナシオス