松浦 棟(まつら たかし)は、江戸時代前期から中期にかけての大名。肥前国平戸藩の第5代藩主。官位は従五位下・壱岐守。 歴代藩主の中では初の一字名である。これは、代々一字名を特徴としていた嵯峨源氏の先祖にあやかったものであり、弟の昌、長男の長も同様である。ちなみに棟以降は、(本来なら藩主を継いでいたであろう)長と邦(甥で8代藩主の誠信の長男)が早世したため、松浦清(静山)までは二文字名(○信)の藩主が続いている。