柿渋(かきしぶ)は、渋柿の未熟な果実を粉砕・圧搾し、それを発酵・熟成させて得られる抽出液。赤褐色の半透明の液体でタンニン(カキタンニン)を多量に含む。ただし、後述のように柿渋は熟成によってカキタンニンそのものとは異なる性質も有する。2020年には、奈良県立医科大学により、渋柿から取れる柿渋に、新型コロナウイルスを無害化させる作用があることが発見された。