湘南電車(しょうなんでんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)東海道本線の湘南地域で運用した電車の愛称である。当初は1950年に運行開始しオレンジと緑のツートンカラーをまとって登場した80系電車の愛称であったが、その後、車両によらず東海道本線の東京駅 - 熱海駅・沼津駅間の電車列車(中距離電車)の通称として用いられている。80系電車に用いられた緑色に窓まわりのオレンジを配した塗装は「湘南色」とも呼ばれ、「湘南色」をまとった電車に対する総称としても用いられている。一方、車両形式としての80系電車は「湘南形電車」などとも呼ばれた。