(イカの)甲(こう、英: sepion, cuttlebone)は、頭足類(とくにコウイカ類)が持つ、外套膜背面の中にある内在性の殻である。貝殻 (shell)とも呼ばれる。 ヤリイカやアオリイカ、スルメイカなどのツツイカ目では殻はさらに退化して石灰質を失い、殻皮質 (コンキオリン、conchiolin)のみとなり軟甲 (gladius)とよばれている。軟甲は俗に「イカの骨」と呼ばれることもある。