甲佐同盟(こうさどうめい)は、戦国時代の軍事同盟。甲斐国の武田氏と常陸国の佐竹氏の間で成立した同盟。双方の当主は武田勝頼と佐竹義重で、相模国の後北条氏を対敵として機能した。 「甲佐同盟」の呼称は丸島和洋により提唱されたもので、「甲」は甲斐武田氏の本国である甲斐国を、「佐」は佐竹氏の姓の略称を意味する。丸島は同盟締結の際に交渉を務めている佐竹配下の梶原政景が文書において武田・佐竹を「甲・佐」と呼称していることから命名している。