装甲巡洋艦(そうこうじゅんようかん、英語: Armored cruiser、AC)とは、巡洋艦の一種。 それまでの防護巡洋艦と比し、水線部舷側を防御する装甲帯と装甲板で覆われていることで区別される。1890年から1910年ごろまで建造された。快速の巡洋艦に匹敵する速力と、戦艦に準ずる攻撃力と防御力を有し、艦隊決戦から通商破壊に至るまで多様な任務に投入される。日本海軍においては、日露戦争で上村彦之丞中将(第二艦隊司令長官)が率いた6隻の装甲巡洋艦が有名である。 弩級戦艦の登場と共に、大口径砲を搭載した巡洋戦艦に進化した。巡洋戦艦の発展とともに存在意義が薄れ、消滅した。