骨太の方針(ほねぶとのほうしん)は、現在では経済財政運営と改革の基本方針と呼ばれており、その発祥は小泉純一郎内閣において「聖域なき構造改革」の着実な実施のために、経済財政諮問会議にて決議させた政策の基本骨格であった。 首相が政治任用したブレーンが「骨太の方針」として総論を作成し、各論を各省庁(大臣)に作らせ諮問会議で発表させ、その各論の実施プロセスを工程表として提出させ、定期的にその進捗状況を報告させることで、政策実施の進行管理を行った。 骨太の方針とは、2001年6月に答申された「経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針」の際に使われた言葉だったが、小泉首相の退陣後も「骨太の方針第○弾」として呼ばれ、政策の継続性が謳われている。 2001年、当時の宮沢喜一財務相が内閣府に設置された経済財政諮問会議の議論を「骨太」と表現したことから、骨太の方針と呼ばれるようになった。基本策を諮問会議で、具体策を財務省で決めることから、骨や軸がしっかりしている様を名前に込めたとされる。