『鼠、江戸を疾る』(ねずみ、えどをはしる)は、赤川次郎による日本の時代ミステリー小説シリーズ。著者にとって初となる時代小説である。『小説野性時代』(角川書店)にて2003年12月号から不定期掲載されている。本項ではシリーズ全体についても述べる。 江戸時代に実在した窃盗犯・鼠小僧に、赤川が新解釈を加えた痛快娯楽作品。裏では江戸で噂の盗賊「鼠小僧」という顔を持つ、甘酒屋と呼ばれる遊び人・次郎吉が、妹の小袖と江戸の数々の難解な事件を解決すべく奮闘する姿を描く。 2014年にNHK総合でテレビドラマ化され、2016年には、続編が放送された。