短期連載「Q'ulle goes to NEW WORLD」ver.2——人がこわい!? まぁむの知られざる魅力に迫る!

ニコニコ動画の「踊ってみた」ジャンル発の7人組ダンス・グループ、DANCEROID解散後、そのなかから再び立ち上がった5人のメンバーによって結成されたガールズ・ユニット、Q'ulle。 このたび、第2章の始まりとも言える4thシングル『HOPE / UNREAL』をハイレゾ配信スタート。 12月29日(火)には、Q'ulle史上最大のキャパとなるTSUTAYA O-EASTでのワンマン・ライヴを開催する。 これまで短期連載「Q'ulleがマイクを持った理由」など、彼女たちを追い続けてきたOTOTOYでは、新たに短期連載「Q'ulle goes to NEW WORLD」をスタート。 さらに大きな会場を目指し、更に音楽感を追求し、新しい世界を目指すQ'ulleに3回にわたり、インタヴューなどでじっくり迫っていく。
第1回では、メンバーのまなことやっこにインタヴュー。ワンマン・ライヴを目前にしつつもQ'ulleの現状を「危機」と感じるまなこと、 それとはまた異なった視点でQ'ulleを見るやっこ。2人だからこそ語ることのできる、Q'ulleの背伸びも偽りもないリアルな"現在"を直撃した。 第2回となる今回は、Q'ulleの中でも謎に包まれた存在であるまぁむの魅力に存分に迫るべく、インタヴューを敢行! まぁむが決意表明を発表!?
>>まぁむの決意表明スペシャル・ヴォイスをお届け!<<
生死をかけたQ'ulleのワンマン・ライヴを見逃すな!!
1周年記念ワンマン・ライヴ「Q'ulle First Story ~以心伝心~
2015年12月29日(火)@TSUTAYA O-EAST
時間 : 開場 17:00 / 開演 18:30
特設ページはこちらから
新章のはじまりを告げる4thシングルをハイレゾ配信
Q'ulle / UNREAL / HOPE
【配信形態 / 価格】
WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz)/AAC:
単曲 540円 / アルバム1,080円(各税込)
>>ハイレゾとは?
【Track List】
01. HOPE / 02. UNREAL / 03. 1/3の純情な感情 / 04. HOPE(Off Vocal karaoke ver.) / 05. UNREAL(Off Vocal karaoke ver.)
※アルバムをまとめ購入いただくと、やっこのおはようボイス、まなこのおやすみボイスが特典としてつきます。(特典音声はmp3の音質になります)
「UNREAL」PV edit Ver.「UNREAL」PV edit Ver.
INTERVIEW : Q'ulle まぁむ
動画投稿サイトで〈踊ってみた〉という新たなムーブメントを巻き起こした7人組ダンス・グループ、DANCEROIDは2014年7月に解散。 そこから立ち上がった5名がスタートさせたガールズ・ユニット、それがQ'ulleだ。 2015年12月29日に行われる1周年記念ワンマン・ライヴ(@TSUTAYA O-EAST)を目前に控えている今こそ、Q'ulleの大きな転換期とも言えるだろう。
今回は、11月にリリースした4th single「HOPE」のPVで悲劇のヒロイン・キャラ(!?)を演じたまぁむにインタヴューを敢行。 根暗でズボラで人がこわい…!? 知られざる彼女の、人間味あふれる魅力に迫る!
現在連載中!「Q'ulle goes to NEW WORLD」
>>ver.1 まなことやっこのインタヴューはこちら!
インタヴュー : 飯田仁一郎(OTOTOY編集長)
文 : 角萌楓
写真 : 外林健太

完全に悲劇のヒロイン・キャラになろうとしていますよね
——まず、あのPVはどのくらい真実なんですか!? ケンカするんですか!?
まぁむ : さすがにあそこまでのケンカはないですね。そもそも「ここ違うよ」とかはありますが、あんなにケンカすることはあんまりないです(笑)。 前回のインタヴューでまなこが言っていたけど、ケンカっていうよりは、察する、みたいな感じだったんですが、 最近は言いたいことを言えているからなのか、すごくいい雰囲気ですね。
——まぁむさんは、あのPVに出てくるようなタイプなんですか?
まぁむ : あれはさすがに大げさにやっていますが、確かにあんなタイプですね。 1人では泣くかも…。うまくいかないこともいっぱいあるので、そういう時は悔しくて泣くこともありますね。
——なんでこの「HOPE」のPVの主役はまぁむさんだったんですか?
まぁむ : わかりません(笑)。でも完全にQ'ulleの中で悲劇のヒロイン・キャラになろうとしていますよね。
——僕はこれでまぁむさんに興味津々になりました。まぁむさんは努力家なんですか?
まぁむ : 努力ってなんなんでしょうかね。努力、自分ではしているつもりなんですけど… でもやっぱりそれが結果として自分の力になっていなかったら努力したとは言えないんですよね。やれることはやっています。 まだしたいことはできていないですけど… 空回りしていますね…。
——ブログとかでもそうですけど、いつも何か悩んでいますよね(笑)。
まぁむ : 悩みは尽きないですね…。「何に悩んでいるんですか?」ってよく聞かれるんですが、「何に悩んでいるんだろう?」って思います(笑)。
——ブログもなんか物悲しい感じしますもん(笑)。
まぁむ : 哀愁感ですね(笑)。もうちょっと明るくいきたいですね(笑)。
人がこわい、なにを考えているのか全然わからないですね
——Q'ulleをやっていてつらいことはなんですか?
まぁむ : 何でしょうね… 自分の劣等感を感じます。ひしひしと。 歌も上手くないし、踊りもなかなか覚えられないし、あと喋られないし… メンバーに早く追いつきたいって思いつつも、どうしたらいいんだろうって思っちゃって。
——まぁむさんはやっぱり「追いつきたい」って思っている感じなんですか?
まぁむ : そうですね、確かに追いつきたいって思っていますが、自分のポジションはそことは違うんだろうなっていうのを最近思っていて。 イケイケじゃないし。ファンの人と、一番近い存在なのかなって思うんです。
——ファンの人と近いって?
まぁむ : なんていうか、普通なんです。できないことが多い。失敗とかも多いし。 振りとかも間違っちゃうし。そういう面で“普通”だなって思います。
——根暗?
まぁむ : 根暗かもしれない(笑)! 根暗なんですかね!?
——ちなみに、どんなところが自分で根暗だと思いますか?
まぁむ : えぇ!? まず家から出ないところですね。あとは、人がこわい。大人がこわい。 なにを考えているのかが全然わからないですね。いつからこわく感じるようになったんだろう…。

——まぁむさんってどんな人なんですか?
まぁむ : わたしってどんな人だろう… あんまり人に懐かないですね。 人見知りです。壁を作ってしまうので、慣れるまでに時間がかかります。さすがにファンの人はそんなにこわくないけど、普通の人はこわいですね。
——メンバーにも最初は壁があったんですか? 今は?
まぁむ : うん。でも今はめちゃくちゃ懐いています(笑)!
——メンバーのなかで、まぁむさんはどんなポジションなんですか?
まぁむ : 年齢でいうと上から2番目ではありますが、しっかりしていないのでお姉さんキャラではないですね。 やっことかキングとかが面倒見てくれます(笑)。
——キングはわかりますけど、やっこちゃんは年下じゃないですか(笑)。
まぁむ : そうですね。でも面倒見てくれます(笑)。基本的にわたしがズボラなんですよね…。
——ズボラで根暗って全然いいところないじゃないですか(笑)!
まぁむ : やばいですよね(笑)。
——では長所は?
まぁむ : 長所は… 好きなことは長く続くところです。逆に好きじゃないことは続かないし、そもそもやりません(笑)。 Q'ulleや、踊ることっていうのも、好きだから続いているんだろうな。踊ることもやめないと思います。

CM王ってビックですよね。ビックになりたいです
——まぁむのQ'ulleとしての目標は?
まぁむ : テレビに出たいですね! でもきっとあんまり上手に喋られないな…。あとは、CMがやりたい! CM王になりたいです!

——Q'ulleで人気が出てお茶の間のアイドルになって、CM王になりたいってことですか?
まぁむ : そうですね! CMに出ている人って人気な人が多いじゃないですか。これにも出てる、あれにも出てる、って。 そういう人になりたいです。あとは、CMに出たら道とかにおおきな広告とかでるじゃないですか、ビックですよね。ビックになりたいです。
——でもCM王になるためには、人がこわいって言ってちゃダメですからね…。
まぁむ : そうですよね(笑)。みんなに見て頂かないといけませんからね…。
——歌についてはどうですか?
まぁむ : レコーディングとかだと、前よりもまだ歌えていると思うこともありますが、ライヴになると、音響の問題とかもあってなかなか難しいですね。 それを上手くできたらいいなって思います。練習も「歌うしかない!」って思っているので、どんどん歌い込んでいます。 歌うごとに、ここはこうした方がいいっていうのが出てくるんですよね。
——「HOPE」は何度も歌うと沁みるんじゃないですか?
まぁむ : あのPVを見てくれているから、ファンの方がライヴで泣いてくださるんです…。それを見ると私も泣きそうになっちゃうんですよね(笑)。
「弱いんだな、わたし…」って思いました
——Q'ulleももうすぐ1年ですが、グループとしてどう変わってきましたか?
まぁむ : どう変わってきたかな… メンバーの一体感が生まれつつあるのかなって思いますね。
——まぁむさんが目指す、グループとしての一体感にはまだ足りていないんですね。
まぁむ : うーん、そうですね。個性的なメンバーが多いので、いつの間にかお互いが違う方向を見ちゃっているんですよね。 だからこそ、常に会話して考えを共有することが必要なんです。一度、自分自身の目標をみんなで言い合ったんです。 そこで、みんなに共通する1番直近の目標が、今月末にやる1周年記念ワンマンの会場、TSUTAYA O-EASTをうめることっていうのを再確認しました。 それで、そこに向けて今何をしようか、何ができるかってことを話しています。まなこが切り出してくれたんですが、思っていることはどんどん言ったほうがいいよねって。 次のワンマンは、セットリストもみんなで1曲1曲考えて、細かいところまで意見を言い合うようにしています。
——まぁむさんとしては、この1年でどう変わりましたか?
まぁむ : 弱くなった… かな。 これが出来ないっていうのが分かってしまったり、出来ないことが思っていた以上にあるってことに気づいたりして、「弱いんだな、わたし…」って思いました。
——どんなところで弱いと感じましたか?
まぁむ : 活動における全てにおいてかな… 出来ないことがあると落ち込んじゃうし… でもその分、やらないといけないことが明確になりましたね。
根暗だしズボラだし、劣等感もあるけど、だからこそ向上心が持てるんです
——1年前の渋谷WWWでのワンマン・ライヴはどんなライヴでしたか?
まぁむ : あんまり「やってやったぜ!」って感じにはならなかったですね。多分、決められたセットリストだったっていうこともあって、思い入れがあんまりないんです。 だからこそ、次のワンマン・ライヴでは、セトリや演出も、できるだけ自分達でやってみようっていうことで話し合いを重ねているので、 きっともっといいライヴが出来るんじゃないかと思います。 なんていうか今回は、「ここでお客さんを泣かせよう!」とか、ここはノリたいんじゃないかなっていうところでは煽るとか。 そういうことを考えるようになりましたね。ファンの人の気持ちというか。この曲は楽しいから楽しもう! みたいな、前までは自分達が主体で、 ファンの人たちは置いてけぼりになっていた感じがあったかもしれないから、ちょっと反省しています。
——今月末のワンマン・ライヴではどんなことをしたいですか?
まぁむ : お客さんが楽しめるライヴですね。自分たちが楽しむのは大事なんですが、それが内輪みたいな感じになってしまって伝わらなかったら意味がない。 もちろんわたしたちが楽しまなきゃお客さんも楽しくはないと思うけど、お客さんが楽しくなかったらわたしたちも楽しくないなって思って、 そのためにはどうすればいいのかなっていうのを考えていますね。

——お客さんが楽しめるライヴっていうのはどんなライヴなんですか?
まぁむ : やっぱり、一体感ですかね。一緒になって盛り上がれる、楽しめるようなライヴがやりたいです。
——やることもやらなくちゃいけないことも見えてるので、あとはやるだけですね。
まぁむ : 根暗だしズボラだし、劣等感もあるけど、だからこそ向上心が持てるんです。だから、それはそれで悪くはないかなって思います! まだまだこれからです!
>>ワンマン・ライヴに向けたまぁむの決意をお聞きください!!
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現在連載中!「Q'ulle goes to NEW WORLD」
>>ver.1 まなことやっこのインタヴューはこちら
短期連載「Q'ulleがマイクを持った理由」
ver.1 まなことやっこのインタヴューはこちら
ver.2 ゆずきとまぁむのインタヴューはこちら
ver.3 いとくとらとDECO*27のインタヴューはこちら
Q'ulleが辿り着いた1つめの"Answer"、その先へ踏み出す5人の”MONSTER"
過去シングルもハイレゾ配信中!
LIVE INFORMATION
1周年記念ワンマン・ライヴ「Q'ulle First Story ~以心伝心~
2015年12月29日(火)@TSUTAYA O-EAST
時間 : 開場 17:00 / 開演 18:30
特設ページはこちらから
PROFILE
Q'ulle
動画投稿サイトの人気カテゴリ〈踊ってみた〉で人気を集めたDANCEROIDの元メンバーで結成されたガールズ・ユニット。 メンバーは、いとくとら、ゆずき、まぁむ、まなこ、やっこの5人。 踊りに特化したDANCEROIDの解散後、DECO*27をサウンド・プロデューサーに迎え、“歌って踊れるダンスロック・アーティスト”を目指し2014年10月に結成。 2015年1月、デビュー・シングルとなる『mic check one two』をリリース。ネットからリアルへと飛び出し、精力的な活動を展開。