三井不動産レジデンシャル、丸紅、森ビルは3月1日、横浜市中区の「北仲通北再開発等促進地区地区計画」A-4地区において、共同で地上58階建の超高層タワーの開発事業に取り組むと発表した。
旧横浜生糸検査所付属生糸絹物専用B号倉庫とC号倉庫(倉庫棟)の保全活用計画変更手続きを経て、倉庫棟の解体に着手し、複合大規模開発を進める。
高さ約200m、地上58階建の超高層タワーで、タワー棟は約1,200戸の住宅機能を整備し、低層部には商業、上層階には展望ラウンジを併設する宿泊機能を備えた複合開発となる。
さらに、現物保存する旧横浜生糸検査所付属倉庫事務所(旧帝蚕倉庫事務所棟)と解体後復元保存する倉庫棟に文化交流機能を導入し活用する。
横浜市指定有形文化財に指定されている旧帝蚕倉庫事務所棟は、横浜開港の記憶を残す歴史的資産であることから、現状変更許可の手続きを経て、現物保存しつつ必要な耐震補強を行い、施設内部は文化財としての価値を保ちながら施設活用に必要な改変を行う。
倉庫棟は、C号倉庫を一旦解体したうえで煉瓦等の資材を活用し、外観と内部空間の一部を復元する。
■北仲通北再開発等促進地区地区計画A-4地区計画概要
敷地面積:約13,135m2
延床面積:約168,200m2
用途:共同住宅、ホテル、店舗、文化施設他
建築物の高さ:約200m
解体着工:2016年3月1日
新築着工:2016年10月(予定)
竣工:2020年1月(予定)
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