issues

ウエディングドレスを解体して? 生まれ変わった1着に「その考えはなかった」

By - ダミ  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

『MIRROR MIRROR』のウエディングドレス

人生の門出ともいえる結婚式やフォトセッションで着用される、ウエディングドレス。

きれいな状態を維持する必要があるので、一定程度の回数レンタルされたら廃棄されてしまうことをご存知ですか。

特別な日を彩るために、品質の高いウエディングドレスを用意するのは、ウエディングに携わるスタッフからの最高のおもてなしといえるでしょう。

しかし、ウエディング事業をおこなっている、株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ(以下、T&G)のスタッフは、ドレスが廃棄されている実態に歯がゆさを感じていたようで…。

廃棄されるウエディングドレスに新たな命を

ファッションと文化の中心地の1つである、東京都港区の表参道。

そこから1つ路地に入ると、大きな窓ガラスが目を引く建物が姿を現します。

『MIRROR MIRROR』の外観

筆者が足を運んだのは、同社が運営している、ドレスショップ『MIRROR MIRROR』の表参道店です。

たくさんの人たちに、自分らしく輝ける1着を提案してきた場所には、さまざまなデザインのウエディングドレスがずらり。

『MIRROR MIRROR』のドレス

純白なドレスやトレンドに合わせたデザインの隣には…個性的なデザインのドレスが並んでいました。

『MIRROR MIRROR』のドレス

これらのドレスは、2022年に誕生した『サステナブルドレス』。

一見すると、洗練された見た目で、おしゃれなウエディングドレスですが、どのようなところが『サステナブル』なのでしょうか。

捨てられるはずだったドレスと花が?

『MIRROR MIRROR』では、ドレスの廃棄を長年の課題としており、解決の手段として『サステナブルドレス』が誕生しました。

『サステナブルドレス』には、『アップサイクルドレス』と『ボタニカル・ダイ ドレス』の2種類があるとのこと。

最初に発表された『アップサイクルドレス』は、廃棄予定のドレスを1着ずつ手作業で解体し、布地やビーズ、レースなどを再構築して作られています。

『MIRROR MIRROR』のドレス

なんとこちらのジャケットドレスは、裾だった部分を使って、ふんわりとした袖のデザインを作っているのだとか!

元のドレスのよさを生かし、新しいドレスを縫製しているのが分かりますね。

また、2023年に誕生した『ボタニカル・ダイ ドレス』も、廃棄されるはずだった『ある物』を使っているとか。

『MIRROR MIRROR』のドレス

柔らかなピンク色が印象的なカラードレス。

結婚式場で装花として飾られた草花などから染料を作り、生地を染めているとのこと!

染料のうち、60%以上が植物由来だからこそ、鮮やかで温かみのある発色になっているそうです。

ブナシメジの写真

工場でカットされた『しめじの石づき』 実は捨てずに?「コレはすごい」「初めて知った」工場で切り落とされた、しめじの石づき。実は捨てられずに活用されていて…。 カットぶなしめじを製造・販売する、株式会社ミスズライフに詳しくお話をうかがいました。

ピンクムーン

2025年の『ピンクムーン』がやってくる! 特別な満月に何を願う?2025年の『ピンクムーン』は、4月13日!満月の瞬間は午前9時22分頃に迎えるため、前日の夜から美しい丸い月を見ることができるかもしれませんよ。

Share Post LINE はてな コメント

page
top