温度感まで伝わってくるような表情、繊細さの中に強さが宿る面持ち、鮮烈な印象を残す存在感。時代を超えて私たちを魅了する名画から美のエッセンスを抽出し、旬なメイクに落とし込んで表現!

色褪せない美しさからヒントを得て
名画から考える美女メイク
グスタフ・クリムト
『ユディトⅠ』(部分) (1901年)

©アフロ
「実は手元には、侵略してきた敵将の生首を抱えているこの女性。神話の美女を、実在の女性をモデルにリアルに表現。Tゾーンと唇からこぼれる白い歯の輝き、どこを見つめているかわからない半開きの瞳、紅潮した頬。日常を逸脱した行動を成し遂げた、恍惚の表情がなんともエロティックです」
makeup point
★ブラウンの陰影を効かせて崇高なまなざしに
★均一な肌と頬のツヤで気品をまとう

A光を反射し、透明感を高めながら肌の凹凸をカモフラージュ。ライトリフレクティング セラムクッションファンデーション SPF42・PA++ 全8色 各¥8580(セット価格)/NARS JAPAN B春の光を思わせるシルキーな質感。ピンクニュアンスのブラウンパレット。シグニチャー カラー アイズ 14 ¥7700/SUQQU C微細なパール効果で高貴な表情が完成。プリズム・リーブル・ハイライター ¥6930/パルファム ジバンシイ(限定品) Dバームのような質感で唇にフィット。輝きを秘めたゴールデンブラウン。マキシマル シルキー マット リップスティック アイコニック フォト ¥4620/M・A・C

How to makeup
SKIN 付属のパフにAを取り、タッピングしながら全顔に。EYE Bのaとbを混ぜてアイホールに入れ、さらに眉下から目のキワに向かってbをのせて光をプラス。次にcとdを混ぜて涙袋にのせたら、dを目尻にライン状に入れる。CHEEK Cの2色を混ぜてブラシに取り、輪郭から頬の中央に向かって斜めに。LIP Dをブラシで。輪郭は唇の山をシャープに仕上げ、内側を均一に。エッジを立たせて口元にも強さを。

気高い肌と陰影のある目元で
隙のない圧倒的なオーラを放つ
MAQUIA 5月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/paku☆chan スタイリスト/渡邊 薫 モデル/与田祐希(マキアレギュラーモデル) イラスト/森 千章 取材・文/前野さちこ 企画・構成/髙橋里佳(MAQUIA)
ドレス¥53900/アカネ ウツノミヤ ピアス/スタイリスト私物
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。