たった200gの赤ちゃん猫が車の下から顔を…→3歳の大人にゃんこになった姿に感動
【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.170】
わずか200gだった命が、こんなにも大きくなってくれた……。そんな喜びを噛みしめるのは、キジ白猫のあずきくんと暮らすバニラさん(@9qh3eaR4d9Zz8oN)。
2021年、バニラさんは近所にある病院の職員用駐車場であずきくんを発見しました。
出会った時、あずきくんは車の下から少しだけ顔を出していました。
あまりにも小さかったため、バニラさんはハムスターかと思い、気になって近くへ。そこで子猫であることにようやく気がついて、大層驚いたそうです。
車に轢かれてしまったら……? 心配になったバニラさん。車の下に隠れてしまったままのあずきくんを保護するため、車の所有者が病院から出て来るのを待ちました。
「事情を話すと、ゆっくりエンジンをかけてくれました。飛び出てきたところを、用意していた虫取り網で無事にキャッチ。もう少し遅い時間だったら見つけられなかったかもしれません」
あずきくんは、目や鼻がグチョグチョ。お腹には内出血の痕もありました。
すぐに動物病院へ行くと、猫風邪を患っており、さらに栄養失調であるとの診断が下ります。体にはノミ、体内には回虫もいました。
「厳しいけれど、自力で食べていけるなら助かる」と獣医師さんに言われ、バニラさんは処方された抗生剤を飲ませながらケアをスタートさせます。
当時の体重は、わずか200g。バニラさんは獣医師のアドバイスを受け、ミルクではなく、ウェットフードやふやかしたドライフードをあげるようにしました。
「複数回に分けて、少しずつ。最初は一口からあげ、徐々に量を増やしていきました」
幸いあずきくんはすぐにご飯を口にしてくれ、命をつなぐことに成功。その生命力の強さに、バニラさんは感動したと言います。
こうして元気になったあずきくんは、人見知りも猫見知りもしない性格に成長。バニラさん宅で暮らす3匹の先住猫たちに甘えるようになりました。
母親代わりになってくれたのが、当時5歳だったシンくん。
「いつもあずくんを抱きかかえ、守ってくれました。母子みたいで、見ているだけで癒されました」
一方、女子メンバーのゆずちゃんとレモンちゃんは最初こそあずきくんを警戒していたとか。しかし、次第に受け入れてくれるようになり、気づけばすっかり仲良しになりました。
先住猫たちと触れあううちに、あずきくんはどんどんやんちゃになり、イタズラも習得。好奇心旺盛な姿をたくさん見せてくれるため、バニラさんの笑顔もどんどん増えていきました。
「一度、探しても探しても見つからず涙目になっていたら、あくびしながら洗濯機から出てきたことがあります。以来、洗濯機の蓋閉めが必須になりました」
ハムスターと見間違えるほど小さな子猫を発見
生きるか死ぬかの瀬戸際を強い生命力で乗り越えた



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