PMF とは
プロダクトが市場にフィットしている状態。顧客のニーズを満たすプロダクトがあり、潜在的顧客がいる正しい市場にいること。
フィットジャーニー
事業立案から PMF 、Growth までの道のりを示したもの。
graph LR A[Customer Problem Fit<br>顧客は課題を<br>持っているか] --> B[Problem Solution Fit<br>課題への解決策が<br>あるか] B --> C[Solution Product Fit<br>解決策をプロダクトとして<br>実装できるか] C --> D[Product Market Fit<br>プロダクトは市場に<br>受け入れられるか] D --> E[Go to Market<br>スケール可能な<br>状態になっているか] E --> F[Growth<br>スケールしているか]
バリュープロポジション
顧客が必要としており、競合他社には提供できず、自社が提供できる価値のこと。
- バリュープロポジションじゃないもの:
- 独自性があり、自社で実装できるが、顧客が望んでいない価値
- 顧客は望んでおり、自社で実装できるが、他社も提供できる価値
- 独自性があり、顧客も望んでいるが、自社で実装できない価値
PMF を図る指標
遅行指標:
- リテンションレート
- 顧客が継続して商品を使い続けている割合
- ユニットエコノミクス
- 顧客生涯価値 ÷ 顧客獲得コスト
- 3 以上が望ましい
- レベニュー
- 事業が稼いでいる定期的な収益
先行指標:
- ショーン・エリステスト
- 「プロダクトが使えなくなったときどう感じるか」アンケート
- 「とても残念」が 40% を超えると PMF と判断できる
- NPS
- 顧客に知人にプロダクトを勧めたいかアンケート
- 推奨者数 - 批判者数がスコアとなる
- エンゲージメント
- 新規ユーザのアクティブ具合を分析する手法
- 利用停止、解約がないか
PMF 後における成長の方向性
- 既存セグメントの拡張
- 例: 営業やマーケティングに投資して同セグメントで新規獲得を強化
- 既存セグメントでのアップセル
- 例: 機能追加や上位プランの設計により既存顧客からの収益を伸ばす
- 新規セグメントに進出
- 例: 飲食業界から物流、EC 業界にセグメントを拡張
- クロスセル商品の開発
- 例: 採用管理システムに採用代行サービスを販売
まとめ by Claude
Product Market Fit(PMF)は、スタートアップの成功における重要な指標である。顧客の課題発見から成長段階まで、各ステップを慎重に進むことが肝要だ。バリュープロポジションの確立、適切な指標による評価、そしてPMF達成後の戦略的成長が成功への鍵となる。常に顧客価値を中心に据え、市場の変化に柔軟に対応することで、持続可能な成長が実現できるのである。