和洋女子大学では、「若年層世代が『訪れたい』と考える東京タワーにするためには、どうすれば良いか」を考える「東京タワープロジェクト」に参加中の国際学科と英語コミュニケーション学科の学生が、2025年1月28日、東京タワースタジオで後期の最終プレゼンテーションを行った。

 和洋女子大学国際学科では実践的な学びを重視して、企業や自治体と連携し、実際の課題解決に向けた企画作成・提案・実施協力などを通じて国際ビジネス力を身につける「PBL(Project Based Learning)授業」を行っている。

 このPBL授業の1つで2024年度に実施した「東京タワープロジェクト」では、「国際文化PBLⅡA(2年次)」「国際文化PBLⅢA(3年次)」を履修する国際学科と英語コミュニケーション学科の2~3年生の学生たちが参加。2023年度に引き続き『東京タワー×K-POP』、『東京タワー×YouTuber』、『東京タワー×IP』 の3つのチームに分かれて、若年層世代の集客を図る企画を考案した。

 学生たちは、2024年7月上旬に行った前期の最終プレゼンテーションで東京タワーの担当者から指摘された改善点を中心に、Vma plus株式会社の山崎氏、国際学科の板垣武尊准教授からの指導やアドバイスを受け、企画書をブラッシュアップして1月28日の後期最終プレゼンテーションに臨み、自分たちが提案した企画の内容とその進捗状況、今後の展開について発表した。

 参加した学生からは「企画書を作成する過程で、論理的思考力や情報を整理する能力、プレゼンテーションスキルなど、様々な能力を磨くことができました。特に、相手の立場に立って考え、わかりやすく説得力のある内容を伝えることの重要性を学ぶ機会となりました」「発表後、東京タワーの担当者の方々が、私たち学生の提案を真剣に検討してくださっている姿を見て、言葉では表現しきれない喜びを感じました。このプロジェクトを通じて得た学びは、卒業後の人生においても、必ず役に立つと思っています」といった感想が聞かれた。

参考:【和洋女子大学】国際学科「PBL東京タワープロジェクト」の最終プレゼンテーションを東京タワースタジオで行いました

大学ジャーナルオンライン編集部

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