トランプ政権、ロシアのクリミア支配を容認か ウクライナ戦争終結の枠組みで

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ロシア国旗を携帯する兵士を描いた壁画の前を通り過ぎる女性=24年10月2日、クリミア半島シンフェロポリ/Alexey Pavlishak/Reuters/File

ロシア国旗を携帯する兵士を描いた壁画の前を通り過ぎる女性=24年10月2日、クリミア半島シンフェロポリ/Alexey Pavlishak/Reuters/File

(CNN) トランプ米政権はウクライナ戦争の終結を支援する提案の一環として、ロシアによるクリミア半島支配を認める用意があることが分かった。事情に詳しい情報筋が明かした。

情報筋によれば、提案内容には前線で停戦を実施することも盛り込まれている。

この枠組みは17日、フランスの首都パリで会談した欧州とウクライナの当局者に提示されたという。ルビオ米国務長官とロシアのラブロフ外相との電話協議でも同じ内容が伝えられた。

枠組みにはまだ詰めるべき部分が残っており、情報筋によると、米国は来週、この点について英ロンドンで欧州やウクライナと協議する予定。

トランプ政権は並行してウィトコフ中東担当特使とロシア当局者の協議も計画しており、ロシア政府から米国の全体的な枠組みへの同意を得たい考えだという。

ロシア軍がクリミア半島を掌握したのは2014年。ロシア政府はその後、国際社会の大半が違法とみなす形でクリミアを併合した。この動きはロシアによる22年のウクライナ全面侵攻の前触れとなった。

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