如水庵/福岡市中央区に「ワンビル店」4/24オープン、限定販売の和菓子も
2025年04月21日 10:05 / 店舗
如水庵は4月24日、福岡天神ビッグバンエリアの福岡ビル・天神コア・天神ビブレ跡地に建つ大型複合ビル「ONE FUKUOKA BLDG.」内に、「如水庵 ワンビル店」(福岡市中央区)をオープンする。
<店舗イメージ>
如水庵は、古くから博多の地で商いを行ってきた。創業年は不明。「天正年間(1573~1591=安土桃山時代)に、初代・庄右衛門が博多の街の東部作出町で、農業を営む傍らお菓子づくりをはじめた」と代々言い伝えられた。1953年に初の支店「博多駅前ナショナルビル店」を開設。翌年に「天神西鉄街店」(天神一丁目一番地)を出店し、これが現在の発展の源になったという。
現在では、代表銘菓「筑紫もち」をはじめ、黒田如水に因んだ最中や季節感あふれる上生菓子や大福などを販売している。昭和~令和という激動の時代を生き抜き、縁深い天神の地に「筑紫菓匠 如水庵」として、70年ぶりに同じ地へ還ってきた。これまで紡いできた技術と伝統に「今」を取り入れながら、新たな挑戦を象徴する店舗を開く。
<ほまれわらび>
ワンビル店のみ販売の和菓子を用意。通年で如水庵自慢の黄な粉(タマホマレ)を贅沢に使用した黒糖入りわらびもち「ほまれわらび」(1箱税込1080円)を販売する。
<殿様最中>
かつての天神西鉄街店で販売していた黒餡・白餡・抹茶餡の3色餡を入れた最中「殿様最中」(1680円)をはじめ、福岡県花でもある「梅」をモチーフに若手社員が開発した琥珀糖「うめみづき」(1296円)など期間限定商品も取り扱う。
いずれも、如水庵の伝統技術を受け継ぎながら、新しいお菓子を届けたいという想いを込めたとしている。
<佐藤理子氏の作品(過去作)>
店内には、優れた技能者に贈られる、福岡市技能職団体連合会「技能奨励賞」を受賞した和菓子職人・佐藤理子 和菓子一級技能士が制作した工芸菓子「希望の藤」を展示。職人の技と感性が凝縮された工芸菓子を鑑賞可能だ。
<五十二萬石>
また、かつて天神西鉄街店に飾られていた「五十二萬石」の看板も設置する。
■筑紫菓匠 如水庵 ワンビル店
所在地:福岡県福岡市中央区天神1-11-1 ONE FUKUOKA BLDG.地下2階
営業時間:10時~20時
TEL:092-791-8551
オープン日:2025年4月24日
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