安倍晋三元首相の銃撃事件の影響は、芸能界にも及んでいる。
TBSは8日、中村倫也&有村架純のダブル主演ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(金曜午後10時)の初回放送を次週15日に延期することを決定。また、フジテレビはこの日、午後7時からの3時間特番「坂上どうぶつ王国SP」、日本テレビも午後9時からの「金曜ロードショー」のアニメ映画「竜とそばかすの姫」の放送休止を発表するなど、各局は報道特番への差し替えに追われた。
さらに、元お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之も自身のツイッターを更新。「本日、動画公開予定でしたが、お休みとさせていただきます。安倍さんのご快復をお祈り申し上げます」と報告。同じ人気ユーチューバーのヒカルも動画公開の中止を発表した。
公になってはいないが、芸能界では多くの情報出しにストップがかかったという。元首相が銃撃され、死去したというショッキングな出来事の渦中に、エンタメ系の明るい発表はそぐわないからだ。
「テレビ局や映画会社、レコード会社などで多くのエンタメ系の情報出しが予定されていたが、極力止める方向で対応した。取材が中止になったイベントもあるし、所属タレントにSNSで不用意な発信をしないように通達した事務所も多かった」(テレビ局関係者)
芸能界が頭を抱えているのは今後の警備対応。こうした事件が起きた後は、模倣犯が出る可能性が高いからだ。
「今は芸能人が政治的な発信をすることも増えてきたし、選挙関連のテレビに出演することも珍しくない。イベントなどで万が一が起きないような態勢を整えなければいけない」(芸能プロ幹部)
とはいえ、対応には限界があるだけに、しばらくエンタメ界にも影響しそうだ。