「名探偵コナン」警察キャラクター紹介まとめ | アニメ!アニメ!

「名探偵コナン」警察キャラクター紹介まとめ

『名探偵コナン』に登場する警察関係のキャラクターたちをまとめて紹介。

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  • 『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』メインビジュアル(C)2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

2025年4月18日に公開される劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』では、『名探偵コナン』の劇場版シリーズで初めて長野県警のキャラクターがキーパーソンとなる。
本稿では、毎度おなじみの警視庁組をはじめ公安警察や県警など、増えてきている警察関係のキャラクターたちを一挙に紹介する。


■警視庁

目暮 十三(CV:茶風林)

警視庁の捜査一課を取りまとめる警部。恰幅の良さは懐の深さを表すかのように、頼れる上司として部下からの信頼も厚い。人質がいるときは人命救助を優先させ、強い責任感のもと現場を指揮している。ただし、推理力や拳銃の腕はいまひとつ。新人の頃は工藤優作に、現在はその息子の新一に推理面では頼りきっている。愛妻家。

白鳥 任三郎(CV:井上 和彦)

警部補時代は目暮警部の部下だったが、今では早くも警部に昇進。警視庁きってのキャリア組で、出世街道を突き進む。捜査一課のマドンナ・佐藤刑事に好意を抱き、高木刑事とは恋のライバルだった。その後、コナンの担任の小林先生と相思相愛の仲となり、三角関係は収束する。実は劇場版で初登場したアニメオリジナルキャラクター。

佐藤 美和子(CV:湯屋 敦子)

捜査一課の紅一点。体術や拳銃の腕に優れ、アクションスター級の活躍を見せる。美人だが気さくで親しみやすく、捜査一課の強面刑事たちにも絶大な人気を誇っている。高木刑事と恋仲になると、白鳥警部を筆頭に刑事たちが邪魔をするが、本人は気づいていない。殉職した元刑事の父の手錠をお守りにしている。女性警察官の宮本由美とは親友。

高木 渉(CV:高木 渉)

目暮警部の部下。温和な性格のため、コナンたちが頼りやすい相手だ。2歳年上の佐藤刑事に思いを寄せ、やっとの思いで恋人の座を勝ち取った。しかし、人気者の佐藤を見守る強面刑事たちから睨まれる日々を送ることになる。アニメでは千葉刑事は後輩設定のため、同期の設定だった原作も76巻からは後輩に改められた。大のプロレス通。

千葉 和伸(CV:千葉 一伸)

目暮警部の部下で、高木刑事同様、アニメから生まれたキャラクター。初期は痩せていたが、原作登場後はポッチャリ系に落ち着いた。特撮マニアで、仮面ヤイバーやゴメラの大ファン。女性警察官の三池苗子とは帝丹小時代の同級生。当時片思いをしていたが、実は両思いだったと判明。最初は三池を見ても同級生と気づかなかったが、やっと気づいて恋人同士に。

トメさん(CV:中嶋 聡彦)

本名不明のアニメオリジナルキャラクターで、原作未登場。現場でコナンたちを見かけても気にせず、むしろ協力的な態度で接してくれる。江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズが好きで、作品に登場する少年探偵団の団長・小林少年とコナンを重ねて、温かく見守っているようだ。

宮本 由美(CV:杉本 ゆう)

交通課の女性警察官。佐藤刑事とは名前で呼び合うほど仲良し。警察内でも顔が広く、佐藤を合コンに誘ったり、刑事たちと徹夜で麻雀したり、アクティブな行動が目立つ。元カレの羽田秀吉の職業については紆余曲折を経て知ることとなった。現在は一緒に暮らしている模様。実は猫アレルギー。

三池 苗子(CV:田中 理恵)

杯戸署から異動してきた交通課の女性警察官。転属後は由美と一緒にミニパトで行動する。千葉刑事とは帝丹小時代の同級生で、千葉からの告白の返事をビデオに託し、小6の時に転校。千葉と再会後、なかなか思い出してもらえなかったが、ようやく思い出してもらえて両思いの恋人同士に。ひとつ年下の幼なじみに家政婦の米原桜子がいる。

松田 陣平(CV:神奈 延年)

3年前、捜査一課に異動した孤高の刑事。警備部機動隊の爆発物処理班にいたが、7年前に親友の萩原研二が殉職。自身も観覧車の爆弾解体中に爆死。本来なら解体できたが、次の暗号入手のために犠牲となる。死の直前、佐藤刑事に思いを伝えるメールを送り、佐藤に強い思いを残した。安室(降谷)、萩原、伊達、諸伏とは警察学校の同期。萩原の姉・千速は初恋の相手。

萩原 研二(CV:三木 眞一郎)

元警備部機動隊の爆発物処理班に所属。松田陣平とは昔からの親友だった。7年前、ふたつの場所に仕掛けられた爆弾を、萩原と松田が解体を担当。松田は成功したが萩原は間に合わずに殉職した。原作では名前だけの登場だったが、アニメではその容姿が描かれた。安室(降谷)、松田、伊達、諸伏は警察学校の同期。白バイ隊長の萩原千速は姉。

伊達 航(CV:東地 宏樹)

元捜査一課の刑事。1年前に居眠り運転の車に跳ねられて死亡した。気さくな先輩で、老け顔だが歳は佐藤刑事のひとつ上。高木刑事の教育係を務め、下の名前が同じことから「ワタル・ブラザーズ」と勝手に命名して触れ回っていた。高木は伊達を尊敬しており、遺品から手帳を譲り受ける。安室(降谷)、松田、萩原、諸伏とは警察学校の同期。班長と呼ばれていた。

松本 清長(CV:加藤 精三)

以前は警視庁捜査一課を取りまとめる管理官だったが、警視から警視正に昇進して任を離れ、現在は黒田兵衛が管理官に。20年前の事件で負った左目の傷が強面度を上げているが、正義感が強く、信頼のおける人物。娘の小百合は新一や蘭たちの帝丹中学時代の担任。劇場版第13作では、ビートルズ世代らしい暗号でピンチを切り抜けた。54歳。

中森 銀三(CV:石井 康嗣)

怪盗キッド確保に執念を燃やす。捜査二課の警部。18年前からキッドを追い続けており、実際は代替わりが起きているが、その事実には気づいていない。怪盗キッド同様に、元々は『まじっく快斗』からの出張キャラクター。娘の青子は、黒羽快斗(怪盗キッド)と幼なじみ。目暮警部と同期だが仲は悪く、タヌキ呼ばわり。毛利小五郎とも犬猿の仲。41歳。

■道府県警

服部 平蔵(CV:山路 和弘)

大阪府警本部長。階級は警視監。西の高校生探偵・服部平次の父親で、平次を凌ぐ推理力を持つ。普段は寡黙かつ、冷静沈着に行動。その反面、激昂すると片目が見開き、必要とあらば息子を殴ることも厭わない。幼なじみで親友の遠山銀司郎(和葉の父)と違って冗談は通じず、犯罪者たちに怖れられる一方、妻の静華には甘える姿も。

遠山 銀司郎(CV:てらそま まさき)

大阪府警刑事部部長。階級は警視長。遠山和葉の父親で、服部平蔵(平次の父)とは幼なじみで親友。平蔵の右腕として、優秀で信頼のおける人物である。娘の和葉には甘く、和葉を嫁にやるなら平次に、と本気で考えている節がある。平蔵と違い、冗談を言ったり、部下の大滝警部から「遠山のおやっさん」と呼ばれるなど、人望も厚く慕われやすい性格。

大滝 悟郎(CV:若本 規夫)

大阪府警捜査一課の警部。服部平次をかわいがっており、「平ちゃん」「大滝ハン」と呼び合う仲。気さくで頼られると断れない性格から、平次を信頼して情報を流すことも。上司の服部平蔵や遠山銀司郎のことは、尊敬し、慕っている。休暇をとって観に行くほど、甲子園(高校野球)好きで、元・高校球児だった。ポジションは捕手。当時地区予選ベスト8まで進んだ。

綾小路 文磨(CV:置鮎 龍太郎)

京都府警の公家出身・通称「おじゃる警部」。白鳥警部とはキャリア組の同期で、シマリスのマロちゃんを普段から連れ回す。劇場版第7作のオリジナルキャラクターだが、その後も第13作、第17作、第18作、第21作と頻繁に顔を見せる。第17作の前日譚にあたる694話「消えた老舗の和菓子」でテレビアニメ初登場。原作は94巻の修学旅行編が初登場となった。

横溝 参悟(CV:大塚 明夫)

最初は埼玉県警にいたが、その後、静岡県警に異動。作中ではかなり前から登場している古株の警部。特徴的な珊瑚頭の髪型は名前と完全に一致しているが、カナヅチで泳げない。眠りの小五郎の推理に感銘し、警察の中では数少ない小五郎支持者。声が大きいうえに、人と話すときに顔を異様に近づける癖がある。双子の弟、横溝重悟と違い、温厚な性格。

横溝 重悟(CV:大塚 明夫)

神奈川県警の警部で、横溝参悟の双子の弟。「3×5=15」というダジャレネーミングを高木刑事に笑われたことも。声も顔も兄とそっくりだが、人当たりの良い兄と違って性格は荒っぽく馴れ合いを嫌うタイプ。毛利小五郎に対しても、兄とは異なり「煙の小五郎」と呼んで胡散臭く感じている。4つ年下の白バイ小隊長を務める萩原千速とは下の名前で呼び合う仲。

大和 敢助(CV:高田 裕司)

長野県警の警部。杖と隻眼は、捜査中に雪崩に巻き込まれた際に負傷したもの。乱暴な口調と物騒な物言いで悪人と勘違いされることもある。コナンを「とんだ化け物」と称し、毛利小五郎の推理を裏で導いているのはコナンだと見破っている。上原由衣と幼なじみで、諸伏高明とは小学校からの同級生でライバル。高明相手だとつい冷静さを失いがちに。35歳。

上原 由衣(CV:小清水 亜美)

元刑事で、大和敢助の幼なじみ。その同級生の諸伏高明のこともよく知っている。大和に好意を抱いていたが、長いあいだ行方不明で死んだと勘違い。他の人と結婚するも未亡人になる。初登場時は虎田姓。武田信玄の風林火山を恋に引用し、蘭や和葉に影響を与えた。事件解決後、旧姓の上原で刑事に復帰。大和を「敢ちゃん」と呼ぶ癖が抜けずにいる。29歳。

諸伏 高明(CV:速水 奨)

東都大学法学部をトップで卒業するもキャリア試験を受けず、ノンキャリアで県警本部入りした変わり者。初登場時は所轄にいたコウメイ警部は、大和敢助と幼なじみ。三国志などを引用した比喩表現を好む。コナンを「白眉の少年」と呼び、その推理力を高く評価する。組織に潜入捜査していた諸伏景光は実の弟。弾痕の残るスマホを見て、弟の死に気づく。35歳。

山村 ミサオ(CV:古川 登志夫)

群馬県警のヘッポコ警部。「~してくれちゃったりして」が口癖で、工藤新一の母、藤峰有希子主演の「あぶない婦警物語」を見て刑事になったという。毛利小五郎を慕い、推理ショーにいつも期待を寄せている。お調子者で乗せやすい性格のため、コナンが麻酔銃で眠らせるには絶好の相手でもある。子どものころ、諸伏景光と親交があり、秘密基地を一緒に作ったことも。

萩原 千速(CV:田中 敦子)

神奈川県警の白バイ小隊長。コナンがスケボーで追跡中、逃走車の体当たりによる落下のピンチに、白バイで颯爽と現れジャンプキャッチ。それを目撃した蘭は、美しい見た目も含めて風の女神様のようだと感じた。爆弾解体中に殉職した萩原研二は弟で、その友達の松田陣平は、千速が初恋の相手だった。同じ神奈川県警の横溝重悟警部とは今後縁がありそうな予感。31歳。

公安警察

降谷 零(CV:草尾 毅)

存在しない組織という意味を持つ、通称“ゼロ”と呼ばれる警察庁警備局警備企画課(公安)に所属。日本を守ることを信条とし、公安のエースとして黒ずくめの組織に潜入している。779~783話(原作84~85巻)「緋色」シリーズで正体が判明し、劇場版第20作『純黒の悪夢(ナイトメア)』、第22作『ゼロの執行人』で、公安警察の降谷零が描かれた。

黒田 兵衛(CV:岸野 幸正)

初登場は長野県警の捜査一課長として登場。10年近く意識不明で、50歳にして警察庁から長野県警に出向してきた。大柄で右目が義眼。黒ずくめの組織のNo.2、RUM候補のひとりだったが、その正体は公安警察・降谷零の上司。松本警視正から管理官を引き継ぎ警視庁に移動した。コナン本人に「眠りの小五郎の知恵袋」と声をかける。17年前の羽田浩司殺人事件の関係者。

風見 裕也(CV:飛田 展男)

降谷零を上司と仰ぐ、ひとつ年上の30歳。階級は警部補。降谷とは異なり、警視庁公安部に所属。降谷(安室)を知る数少ない人物で、降谷の手足となって行動する。元々は劇場版第20作『純黒の悪夢(ナイトメア)』のオリジナルキャラクターだったが、原作にも登場してレギュラー扱いに。小五郎を調べているうちに沖野ヨーコを知り、公休日にはイベントに出かけるほどファンになった。

諸伏 景光(CV:緑川 光)

元警視庁公安部に所属。降谷零は幼なじみで、お互いを「ヒロ」「ゼロ」と、あだ名で呼び合うほどの仲。降谷同様、黒ずくめの組織に潜入していたが、公安だとバレて拳銃自殺。長野県警の諸伏高明警部は実の兄で、遺留品のスマホから弟の死を確信した。子どもの頃、群馬県警の山村ミサオ警部と秘密基地で遊んだことも。降谷(安室)たち警察学校の同期仲間のひとり。



『名探偵コナン』がミステリー作品ということで、警察が出てこない回はほとんどない。劇場版でも同様で、公安警察をテーマにした第22作『ゼロの執行人』のヒット以降、第25作『ハロウィンの花嫁』でも高木渉がキーパーソンとなったりと、メインを務めることも珍しくなくなってきた。

そして今回の『隻眼の残像』にて、初めて焦点が当たる長野県警。アニメでの登場回数も決して多いとは言えず、まだまだ謎の多い長野県警の警部・大和敢助と、同じく長野県警所属で敢助の幼馴染みである諸伏高明、そして同じく幼馴染で元刑事の上原由衣……。

果たして、どんな展開が待っているのか。まもなくの公開を期待して待とう。

劇場版『名探偵コナン』過去作はHuluやNetflix、Amazonプライムビデオなどで配信中。最新作を観る前に、活躍を見返してみてはいかがだろうか。

《米田果織》
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