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モータースポーツPRESSBACK NUMBER
「もっとニュースにして!」堂本光一がクレーム!? レッドブル昇格の角田裕毅がお台場で口にした“目標”は…「あまり言いたくないんですが」
posted2025/04/04 17:18

チャンピオンの僚友として東京ショーランに悠々と姿を現した角田。運転席は王者フェルスタッペンだ!
text by

雨宮圭吾Keigo Amemiya
photograph by
Kiichi Matsumoto
ここまでチャンピオンカーに近い車に、日本人ドライバーが乗ったことなどいまだかつてない。開幕2戦でのリアム・ローソンの不振を受けて、角田裕毅が急遽レッドブルの王者マックス・フェルスタッペンの同僚へと昇格し、F1ファンには静かな熱狂が巻き起こっている。鈴鹿GP直前、東京から角田フィーバーを追った——!〈全2回の1回目/つづきを読む〉
この移籍は「途轍もないことですよ」!
「F1ドライバーは世界に20人しかいない。その中の現役チャンピオンがいるチームに角田選手が移籍したわけです。その2つしかないシートの1つに角田選手が乗るって、途轍もないことですよ。もっと日本でニュースになっていいと思います」
と熱弁を振るっていたのはタレントの堂本光一である。
4月2日に東京・お台場でF1マシン走行イベント『Red Bull Showrun x Powered by Honda』が行われた。大のF1好きで知られる堂本は、MCを務めた後の取材で報道陣に角田裕毅がいかにスペシャルかを必死に訴えていた。
「日本人初優勝」という夢
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昨年のドライバーズチャンピオン、マックス・フェルスタッペンを擁するレッドブルは、開幕2戦目の中国グランプリを終えたところでドライバーラインナップの変更を決断した。リアム・ローソンに代わって姉妹チームのレーシング・ブルズから角田を昇格させると発表されたのは、わずか1週間前のことだった。
10チームある現在のF1でも、レッドブルはマクラーレン、フェラーリ、メルセデスとともにトップチームと呼ばれる存在だ。常に優勝を狙い、期待されるトップチームの一角を日本人ドライバーが占めるのは、ほぼ初めてのことと言っていい。F1の75年の歴史の中でまだ果たされていない日本人初優勝への期待感は、角田の昇格によって大きく高まった。