プロ野球・阪神前監督の矢野燿大氏が18日、岸和田競輪場で開催した「GⅠ大阪・関西万博協賛 第74回高松宮記念杯」の最終日に来場しトークショーを行った。

 矢野氏は「競輪場には前回、取材で初めて行きました」と話しつつ、かつてタイガースに在籍し現在は競輪選手として活躍する伊代野貴照(42=奈良)と萱島大介(43=大分)の名を挙げ「2人とは現役時代に一緒にやっていました。萱島は足が速かったりとかあったけど、まさかあの伊代野があんなに頑張れるとは(笑い)。次の世界でも頑張っている姿を見られてうれしかった」と冗談を交えつつ、競輪とのつながりを明かした。

 また、昨年まで率いたタイガースの話題になると「全力でやった4年間でしたね。(昨年は)苦しいこともありましたが、諦めずに3位。諦めないチームになったのは誇りでしたし(選手の)成長を感じました。だから僕の価値としては3位以上のものがあった。世代が変わり、若い選手が多いので」と振り返り、古巣へエールを送った。