演歌歌手・吉幾三が弟子の真田ナオキと28日、東京・タワーレコード渋谷店で新曲発売イベントを行った。

 吉が新曲「昭和の背中」、真田が新曲「酔えねぇよ!」の夢酔いバージョンを同じ日に発売したことで、イベント「吉祭りファミリーパック IKUZO×NAOKI~昭和の背中じゃ酔えねぇよ」を開催。

 吉は「50周年は過ぎましたが、ポップス曲もあるんですが、あえて昭和の楽曲を出しました。オヤジの背中をテーマに作ってみようかなと思いました」と語った。真田は「リリース日が一緒なので、スタッフの方に師匠と一緒にイベントが出来たらと思って相談しました。こういうイベントができて最高です」と笑みを見せた。

 吉は紅白のことを聞かれると「毎年狙っています。受信料を払っているだけどな。16年間出て、それからでてないのよ。ワンコーラスでいいから」と笑わせた。弟子の真田に対しても「こいつが出れば俺も応援に。でも、やっぱり僕は僕で出たいです」と懇願した。

 また、吉といえば坂本冬美や藤あや子に“安否確認”の電話をいきなり夜にかけると話題になった。吉は「歌手の方もたくさんいるけど、コロナ禍で大変だったりするでしょ。それに一人でいると寂しくなるのよ。だから電話しちゃう」という。

 ただ、五木ひろしに“安否確認”したときは怒られたという。「五木さんからは、頼むから夜中に電話するのはやめてくれって言われました。本人に会った時に謝りました」と反省。そう語ると「歌手の皆さん、電話で吉だなと思ったら出ないでください」と呼びかけた。