日本ハムの山崎福也投手(32)が6日、改めて投打二刀流挑戦に意欲を示した。
4日に新庄剛志監督(53)が「彼ぐらい四球を選べるバッターはいない。本当にいい選球眼も持っているので」と山崎の打撃センスを高く評価しシーズン中の指名打者起用を明言。この仰天プランに本人の反応が注目されていたが、山崎はこの日、二刀流挑戦について「そう言ってもらえることは個人的にはうれしい」と笑み。「僕もバッティング好きですし、(打者としての)憧れもあって移籍する時には(投手の打席がある)セ・リーグ球団と悩んだこともありましたから。(新庄監督は)本当に僕のそういう思いを感じてくれてるなって思うので。やれるならやってみたい」と挑戦していく意向を明言した。
ただ、先発ローテーションを守りながらの指名打者出場は登板間の調整が難航することも予想される。肉体的な疲労もこれまで以上に蓄積する可能性があるが、山崎は「そこはやってみないとわからないし、難しいとか言っている場合じゃない」と断言。その上で「何かしらの成功例はあると思うので。ダメな方向に持っていかないように自分自身も調整していきたい。成功できる意識を持ってやっていきたい」と力を込めた。
今後はキャンプ休日の前日に定期的にフリー打撃を含めた打撃練習を行っていくという山崎。
「本気で(投打を)やるとなれば打撃練習もしないといけないし。監督が僕に出塁率を期待しているのであれば、ただ打つのではなく出塁するための打撃を練習しないといけない。まあでも、僕は大谷選手のようにはなれませんけどね。一緒にしちゃダメですよ。プレッシャーになりますから」
最後は笑いながらも打者としてもチームに貢献していくことを誓っていた。