全日本プロレス14日の新木場大会で、3冠ヘビー級と世界タッグ両王座挑戦を控える陰湿ファイター・青柳優馬(29)が怪気炎だ。

 青柳は24日の東京・エスフォルタアリーナ八王子で3冠ヘビー級王者の斉藤ブラザーズの兄・ジュンに挑戦する。当初はこの日、前哨戦として6人タッグ戦で対戦予定だったが、ジュンが左脚を負傷したため、宮原健斗、大森北斗と組んで安齊勇馬、綾部蓮、黒潮TOKYOジャパン組と対戦した。

宮原健斗(右)と2人がかりで、イケメン・安齊勇馬(中)の顔面を攻める青柳
宮原健斗(右)と2人がかりで、イケメン・安齊勇馬(中)の顔面を攻める青柳

 個性の強い6人の中で青柳は、陰湿さを武器にリングで奮闘を見せる。男前で鳴らす安齊に頰ずりしたかと思えば、北斗と仲間割れするなど大暴れ。最後は北斗が綾部のデスルーレットで沈んだが、試合後の青柳は「今日はバレンタインデーということで、残念ながら欠場となった斉藤ジュンへのメッセージを斉藤ジュンの代わりに甘いものを食べながら送りたい」と宣言。

 相変わらず妙に似ているジュンのモノマネをしながら、自分で用意した板チョコをほおばり、カカオの値段が高騰していることを嘆きつつ「当日は勝って、お前の前でチョコを食べてやるぜ、DOOM!」と必勝を誓った。