元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏が15日、TOKYO MXの「堀潤激論サミット」に出演した。
番組では、フジテレビ問題から考えるテレビ業界の人権意識をテーマに討論した。第三者委員会の報告書によると、フジテレビ社員に行ったアンケートで、社内でハラスメントに遭ったことがあるのは38%(男性34%、女性48%)で、一般企業の3倍だった。
またアナウンサーが番組プロデューサーなどに気に入られなければ出演できなくなるのではないかという不安やプレッシャーがあり得るとし、テレビ局特有の体質が指摘されている。
ふかわりょうが「経営陣がキャスティングに口を出すということは一般的なことなんですか?」と質問すると、堀氏は「NHKはありましたよ」と認めた。続けて「御前会議が開かれて〝『おはよう日本』はこれだろう〟という鶴の一声で、みたいなものはありました。やっぱりすごい上意下達なところはある。今は分かりませんよ。僕、離れてしまったので。でも当時、ありました」と証言した。