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ソフトタッチ・オペレーション
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ソフトタッチ・オペレーションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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お馴染みの神麻嗣子の超能力事件簿シリーズだが、ほとんど嗣子たちは登場しない。いつもと違う変化球を狙ったかな。短編4、中編1で、中編はさすがに読みごたえはある。まあ、状況設定はどれも無理無理だけど、会話などで読まされちゃうんだよね。 | ||||
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テレポーテーションだのサイコキネシス?がどのようにして使われるのか、終盤の種明かしが爽快でたまりません。 | ||||
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この作品のキャラクター達が大好きです。だからキャラクター達が活躍する新作が読みたい、続編が読みたい…。 創作者の心理ははかりしれませんが、創作者はそんなに長い間 「このキャラクター達に用意していた伏線、トリック」に満足し続けられるものでしょうか? また、温めすぎてトリックはともかくモチーフなんかが時代遅れになってしまう、って事はないでしょうか? もしかしたら、今必死に元々の原案を時代に即して練り直しているのか?とか 勝手に心配してます。 ともかく、続きが読みたいです。色々な思わせるぶりな伏線が説き明かされ、キャラクター達が呑気に楽しく行動し、美味しい料理とすっごい変な名字のゲストキャラが出て来る新作が読みたい。 この本自体の感想…シリーズキャラクターの名前が出て来るだけでも、本が出ない状況よりまだマシだよ…って事でこの評価。 | ||||
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◆「無為侵入」 ◆「闇からの声」 母と娘の些細な、しかし決定的な価値観の齟齬が、取り返しのつかない惨事を 招いただけでなく、死してなお残る、思念までをも生み出してしまったという悲劇。 ◆「捕食」 ◆「変奏曲〈白い密室〉」 ◆「ソフトタッチ・オペレーション」 居酒屋で焼酎のお湯割りを飲んでいた大学生の上地浩美(♂)は、ふと 気がつくと、核シェルターのような場所に、女性二人と監禁されていた。 さらに空中から、次々と女の子が降ってきて……!? 作中でも言及されますが、本作の設定は岡嶋二人『そして扉が閉ざされた』 を踏まえたもの。さらに本作では、「なぜシェルターに監禁されたのか」という ホワイダニットが主眼となるのですが、その解答は元ネタに逆説的なヒネリを 加えた、超能力の存在を前提とする、逆転の発想に基づくものとなっています。 まあ、全編にわたって、黒タイツやストッキングへのフェチが満載で、紛うかたなき エロ&バカミスでもある本作は、明らかに読み手を選ぶでしょうが、西澤ファンなら、 そうしたアブノーマルさも、作家性の一側面として十分(?)楽しめると思いますw | ||||
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神麻嗣子シリーズの第8弾。5つの中短篇が収められている。 前作あたりから、このシリーズは質の低下がはなはだしくなっている。おそらく作者の関心が「超能力をテーマにもうひとひねりするすること」へ向かっているのだろうと思う。単純な超能力犯罪には飽きてきて、プロットにどんでん返しを盛り込もうとしているのだ。しかし、そのぶんトリックやキャラクターは軽視されることになり、ミステリとして読んだ場合に不満が残る。 だらだら引き延ばさず、もうこのシリーズは完結させてしまえば良いと思うのだが、どうだろう。 | ||||
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作者はSF的設定の中である「縛り」を設け、その縛りの中で謎を論理的に解くというロジカル・ミステリの大家。本作は「神麻嗣子」シリーズの短編集第5段。本シリーズは超能力の存在を前提にして、チョーモンイン委員会(読まないと分かりません)の美少女嗣子、美人警部の能解さん、売れない作家の保科の3人が絶妙なコンビネーションで事件に挑むというもの。しかし、前作あたりから作者のパワーに翳りが差して来ているようだ。レギュラー陣の登場が少ないのも本作のイメージを悪くしている。 「無為侵入」は謎自身が他愛も無く、真相はそれに輪を掛けて下らないもので読むものをガッカリさせる。「闇からの声」はフィルポッツの古典と同名のタイトルを付けるという大胆さの割りに、内容が残留思念を扱った安っぽい少女劇で脱力感しか味わえない。「捕食」はあり得ない偶然の裏に潜む歪んだ母子関係を扱ったものだが、発想が安直過ぎる。「変奏曲<白い密室>」はテレポーテーションを交えたアリバイ・トリックものだが、冒頭で超能力者が誰だか分かってしまい、物語の展開への興味を殺ぐ。タイトル作「ソフトタッチ・オペレーション」はもう「奈津子もの」と言って良く、同業のミステリ作家の話を入れたり、遊び半分で書いているとしか思えない。 個人的に作者に期待する、奇抜なシチュエーションでの華麗な論理展開など影も形も見られない。この低調ぶりはどうしてしまったのだろう ? 体でも壊しているのではないか。読者にそんな心配を掛けぬよう、アイデアが出ないなら休養する等して、また切れ味鋭いロジカル・ミステリを味あわせて欲しい。 | ||||
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"チョーモンイン"シリーズ待望の新刊。と、意気込んで買ったけれども、如何せんメインキャラクタの出番が少なすぎる。巻末おまけ(のような)箇所の水玉蛍之丞もイラストにて「出番が少ないのは〜」と意識している。 それらを差っ引いても、内容的にはやはりこの作者の独特の持ち味が活かされた作品であることには変わりがないことで、個人的にはかなり満足した。しかしこのシリーズ物として最初に買う1冊であるかは疑問の残るところだ。 | ||||
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