ゆるめるモ! プロデューサー田家大知が語る、5年目以降の課題とは? そして無料で全国に講演へ伺います!

4人組ガールズ・ニューウェーブ・グループ、ゆるめるモ! が、結成から5周年を迎えた。そして、その集大成となる初のベスト・アルバム『音楽よ回れ!! MUSIC GO ROUND ~ゆるベスト!~』と、シングル『HIPPY MONDAYS EP』を2018年5月9日(水)に同時リリース。同2作品を提げ、リリース・ツアー真っ最中のゆるめるモ! のプロデューサー田家大知にインタヴューを敢行した。これまでの5年間を振り返り、ゆるめるモ!のこれからについて語ってもらった。そして、「もっとゆるめるモ! を広げたい!」という熱い想いから生まれた番外編スピンオフ・イベント〈ゆるめるモ! の音楽よもっと回れ!!~たけPのどこでも行くよ!~〉開催も決定! そちらもあわせてチェックを!
初のベスト・アルバムをハイレゾ配信中
ゆるめるモ! / 音楽よ回れ!! MUSIC GO ROUND ~ゆるベスト!~
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(配信形態 24bit/ 48kHz) / AAC
>>> ハイレゾとは?
【配信価格】
単曲 250円(税込) / アルバム 4,500円(税込)
【DISC1】
1. ゆるトロ
2. ゆるめるモん
3. 花のドイリー
4. 逃げない!!
5. 1! 2! かんふー!
6. モイモイ
7. うんめー
8. 9月の海はクラゲの海
9. サマーボカン
10. なつ おん ぶる ー
11. 生きろ!!
12. 逃げろ!!
13. ナイトハイキング
14. 夢なんて
15. 永遠の瞬間
16. 私の話、これでおしまい
17. 私へ
18. さよならばかちゃん
【DISC2】
1. 歩くの遅い犬
2. id アイドル
3. 虎よ
4. Hamidasumo!
5. NEW WAVE STAR
6. ミュージック 3、4分で終わっちまうよね
7. もっとも美しいもの
8. OO(ラブ)
9. SWEET ESCAPE
10. 震えて甦れ
11. スキヤキ
12. たびのしたく
13. Only You
14. 人間は少し不真面目
同時発売のシングルもハイレゾ配信中
ゆるめるモ! / HIPPY MONDAYS EP
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(配信形態 24bit/ 48kHz) / AAC
>>> ハイレゾとは?
【配信価格】
単曲 250円(税込) / アルバム 1,500円(税込)
収録曲
1. おこらないで
2. やすもう
3. フリースタイル全部
4. おこらないで(Instrumental)
5. やすもう(Instrumental)
6. フリースタイル全部(Instrumental)
INTERVIEW : 田家大知(ゆるめるモ! プロデューサー)
ゆるめるモ! のプロデューサーである田家大知は、音楽が根っから大好きで、情熱的で、行動力のある一直線な男である。活動初期には、原宿や秋葉原の路上で自らゆるめるモ! のメンバーをスカウトしたり、クラウトロックを取り入れた楽曲を制作し非常階段とコラボするなど、アイデアをアイデアのままで終わらせないで前に進んで来た人物でもある。そんな田家の想いからスタートしたゆるめるモ! も5年目に突入した。もっともっと多くの人に知ってもらいたい。そんな想いを語ってもらうとともに、その情熱を全国に出張して講演する企画も行うこととなった。アイドルに限らず、情熱と行動力の秘訣について知りたい人はぜひ応募してみてはいかがだろう。ゆるめるモ! の魅力よ、より広くまで届け!!
インタヴュー&文 : 西澤裕郎
こんな素敵な武器を持っているんだから、もっと広めないと
──ゆるめるモ! 結成5年目、おめでとうございます。最近、アイドルの取材をしていると、「ゆるめるモ! に憧れてアイドルになりました」という答えを聞くことも増えて、若い女の子にも届いているなという印象があります。田家さんとしての手応えはいかがでしょう。
田家大知(以下、田家) : そういうエピソードはうれしいなと思いつつ、憧れてくれているゆるめるモ! が大きな壁を突破できてないと思っていて。簡単に言うと、もっと売れてないといけない。まだまだ、こんなもんじゃない! って本当に思うんですよね。力不足でひたすら悔しい想いばかりです。
──売れるといっても、いろんなものさしがありますよね。大きい会場でワンマンをやるとか、オリコン何位に入るとか。そういう意味で、ゆるめるモ! が突破すべきところってどこですか?
田家 : ヒット曲を作ることですね。2018年という年を振り返ったときに、ゆるめるモ! の曲がすぐに出てくるようなアンセムを作りたい。いまの時代、そういう曲を生み出すのはすごく難しいって言われるのもわかるんですけど、そこがないとダメなんじゃないかなって。
──以前、「Hamidasumo!」をリリースしたとき、田家さんの中で最大のポップソングっておっしゃっていましたよね。多分、世の中的にはもっとわかりやすくないと届かないのかなと。
田家 : 「Hamidasumo!」を出したとき、こんなに格好いいポップスなんだから絶対に届くと思っていたんです。そしたら、どうやらちょっと先を行き過ぎていたというか、トンガリすぎていたというか、それを出したことでわかったことが多くて。それまで世の中を買いかぶっていたというか、もっとわかってくれるものだと思っていたんです。それがいい悪いじゃなくて、全然わかってくれないものなんだなと思って。わかりやすくするところはわかりやすくしないと、不発になっちゃうなって思いましたね。
──田家さんが楽曲制作をお願いする方は、音楽的に実験的だったりこだわりの強い方が多いですし、そこがゆるめるモ! のとても特色的な部分なので、そういう部分をないがしろにするのもまた違うのかなと思うんですよね。
田家 : もちろん、この先もいろんな方に楽曲制作をお願いしていきたいと思うんですけど、あれだけ素晴らしい曲を書いてくれたとしても、世間の人がゆるめるモ! を知ってくれていなかったら聴いてももらえないじゃないですか。それを痛感し続けていて。いくら会心の一撃を作っても、この世に存在していない曲になってしまう。今までやってきたこと全部が無駄になってしまうし、こんな素敵な武器を持っているんだから、もっと広めないとっていう気持ちがあって、そこはなんとか血を吐く想いで切り開かないといけないなと考えています。
──そのために、入り口になるような曲が必要だと。
田家 : そういう曲をいっぱい表玄関に配置しておかないと、家の中まで来てくれない。エクストリームな曲ばかりやって驚かせたい欲求があっても、その手法では届く距離が限られているので。そこは何年か前から狙いつつはあるんですけど、もっと目線を上げて、遠くまで飛んで行く曲にしないとなっていうのはすごいありますね。もちろんその中でも、音楽的な挑戦はちゃんと込めつつ。第一線で売れてる人たちと勝負できるフィールドに行かなくてはいけないし、僕らは宣伝力とかプロモーション力は決して強いとは言えないけれど、そこを言い訳にしてては絶対にそれ以上行けないと思うので。

──ちょっとした焦りみたいなのもあったりするんですか?
田家 : 先が見えていないとか不安とかは全然ないし、自信と確信はいつもあるんですけど、もっと急がなきゃなって。
──メンバーはどう感じているんでしょう。
田家 : メンバーたちも、やきもきするときはあるだろうし、同じことを思っていると思います。なかなか届かないなって。それはヒット曲が出来ていないっていうところに尽きると思うんです。渡辺(淳之介)さんが作っているBiSHさんの曲とか届いている訳じゃないですか。
──先日発売された『BiSHぴあ』で関係者座談会の司会をさせてもらったんですけど、avexさんの助言で「オーケストラ」のリリース・タイミングを見極めて出したってことを言っていて。そういう意味で、ゆるめるモ! も届く曲はいっぱいあるから、リリースするタイミングとかも重要になってくるのかなと。どうしても、いい曲ができたからすぐ出して聴いてほしいと思っちゃうじゃないですか(笑)。
田家 : わかります(笑)。いままでは特にそうでしたけど、今後はタイミングとか順番がますます重要になると思ってます。今回の『HIPPY MONDAYS EP』とかは、前作『YOUTOPIA』はちょっとコアな音楽寄りなコンセプト・アルバムだったこともあって、届く距離がそんなに遠くなかった。その状況を一気に変えるぐらい遠くへ向かった曲を出さないとだめだなって思って作ったんですけどね。
これからに期待してくださいねっていう意味でのベスト・アルバム
──ゆるめるモ! をはじめた時から、マスに届くようなグループにしたいと考えていたんですか。
田家 : 想定していたし、その段階も考えていました。最初は格好いいことをやる。そういう意味でオマージュをやったりして地盤を固めていこうと思っていました。そこから段階を踏んでいこうと思っていたので、この先凄まじくキャッチーな曲やポップな曲を出したときに、ああ変わってしまったのかと思われるかもしれないけど、当初からそう考えていたことなんです。
──ゆるめるモ! を客観的に見たとき、地下シーンをとっくに抜け出しているけど、メジャーなどの大手資本の元でやっている訳でもないわけで。そういうポジションのグループが、ここ数年で立ちゆかなくなって解散してしまうことが多くて、その中でゆるめるモ! が唯一踏ん張っている。変な話、活動休止みたいに1回リセットしようって思ったことはない?
田家 : ないですね。出しきれてない感がすごくあるんですよ。新譜を作ろうってなった時に、僕のやりたいことだけじゃなくて、ゆるめるモ! としてやるべきアイデアがあまりに多すぎて。1個1個にちゃんと意味があって、こういう意図で、こういう人たちのためになればいいっていうアイデアがありすぎる。それを毎回絞るのがほんとに困難で…。そんな状況だから、とてもじゃないけど辞めるとかリセットとかそういう発想がない。

──アイデアややりたいことが、まだまだいっぱいあるんですね。
田家 : いっぱいどころではなくて… 終わるのかっていうぐらいなんですよ(笑)。だから簡単には死ねないと思う。
──とはいえ、メンバーも何十年周期でっていうわけにもいかないですもんね。そういう意味で、今回のベスト・アルバムは5年間の集大成でありつつ、次に向かうための作品だと。
田家 : 5年を否定する訳でなく、5年は5年で1回まとめちゃいましょうって感じでベストを出しました。ファンのみなさんも、自分たちも、いままでの歴史にとらわれないで、どんどん前へ行きましょう、これからに期待してくださいねっていう意味でのベスト・アルバムでもあるんですよね。
──実際、ベストの反響はいかがですか?
田家 : 悪くないと思います。欲を言うなら、「ゆるめるモ! の5年間を振り返ったら、こんないい曲あったんだ! なんで知らなかったんだ!」って反応がもっと欲しいなと思いつつ(笑)。それは僕らの宣伝力とか、販路を拡大できてないからなんですけど、まだリリースして1ヶ月とちょっとしか経ってないので、もっと広まるといいなあって思います。今回、シングルも同時リリースして、そっちはポップでキャッチーな感じにわかりやすいような作品になっています。それと合わせてベストに入ってるアバンギャルドな曲の数々も届くといいなって。
──シングルは、ハッピー・マンデーズをオマージュしたタイトルとジャケットになっていて、まさに、ゆるめるモ! 節、満載ですね(笑)。
同時リリースのシングル『HIPPY MONDAYS EP』もハイレゾ配信中
田家 : BPM遅めのゆったりしたビートでダラダラ横ノリで踊らせる曲が必要だと思っていたんです。メンバー4人が持っている自然体なダラっとした良さみたいなものが曲で伝わるといいなって。2曲目の「やすもう」はハピマンを意識していて、ジャケットもモチーフにしてみました。速くてノリノリな曲とかはいつでも出せるかなと思っていたので、ゆるめるモ! にしかできないノリを出したいなって思ってやってみたんですよね。本日公開する「やすもう」のMVも、完全にマンチェスターっぽさを意識した映像になってます。「おこらないで」は渋谷系とかザ・ゴー! チームぽいキラキラしたハイブリッド感が合うかなと思いつつ、ビートはマンチェっぽくしました。ドンドンパンドバ、ドンドンパンドバっていうビートをやってる人、いまいないじゃないですか? 一周して新しくてかっこいいだろうって思って出したんですけど、そこは伝わりきってる感じはあまりしないですが(笑)。
後、DOTAMAさんとの「フリースタイル全部」もハッピー・マンデーズ的観点からゆったり踊る意図がBPMから見えてくるような曲で。最初はめちゃくちゃ速くてノリノリなビートも考えたんですけど、別にメンバーはラップが上手いわけじゃないので、彼女たちの良さが出るように歌ものっぽい感じにしました。その良さを最大限出せるように、ゆったりとした4つ打ちにしてキラキラさせて、メンバーにはメロディを歌わせて、ラップはDOTAMAさんに任せて。ゆったりだけど、会場が「イェーイ!」ってなるパーティチューンになればいいなと。とにかく今回のシングルでは、ゆったり踊らせるっていうのができたらいいなと思っていて。ただ、若い子って性急に生き急いでるから、速くてノリがいいものが好きなのかなあーとも感じたりしていて、少しずつでも伝わっていけばいいなあとは思ってます。
──いい意味で、DOTAMAさんってめちゃめちゃ癖のあるラッパーじゃないですか。だけど、この曲に関しては意外と癖がなくて、それが不思議な曲だなと思いました。
田家 : DOTAMAさんも最初は癖と毒のある感じで考えていろいろ試してくれていたんですけど、曲的に違うかなということでリアレンジしてくれて。今回の曲でやるべきことっていうのがこっちだなと思ったので、一緒にそういうふうに作りましたね。
──いまって、音楽の聴き方も変わっていて、みんなでフェスにいって共通の体験をして盛り上がるみたいな感じじゃないですか。その点でいくと、マッドチェスターとかを意識している今回のシングルは、音楽を共通体験するっていう点で時代にあっているのかなって。
田家 : そうなんですよね、理想はまさに。ゆったりしたあれぐらいの速さだと、いろんな人をジワジワと巻き込む力があると思っていて。結果はまだこれからですけど、いろんな人が体を揺らしてほしい。ゆるめるモ! っていう存在もハッピー・マンデーズっぽいっていうか、技術というよりも人間力だったりノリで踊らせる人たちなので、僕はそれがいいなって思っているんですけどね。
──4人になってしばらくは、ストイックさが強化されていたじゃないですか。本人たちも気張っていたと思うんですけど、いまのメンバーのライヴの雰囲気ってどんな感じなんですか?
田家 : あのときのストイックさは消えずにあるんですけど、その後出したミニ・アルバム『ディスコサイケデリカ』とか3rdフル・アルバム『YOUTOPIA』も踊らせる感じになっているので、ある意味親しみやすさ、ゆるさっていうのもより出ていると思います。そこに今回のシングルの曲がハマって、みんなで踊れる感じが今までより出せているかなと。もちろん激しい曲で、うおー!!! って盛り上がる感じも未だにあるし、武器だと思うので、そこと上手くつながっていけば、ゆるめるモ! しか出せないグルーヴの強度がより生きていくと思いますね。
とにかく、いろんな場所にゆるめるモ! を届けたい
──ベストを聴いてると、やっぱりいい曲が多いなと思うんですよね。ちなみに、昔からある曲でもトラックやミックスもいじっているんですか?
初のベスト・アルバムを絶賛ハイレゾ配信中
レーベル YOU'LL RECORDS 発売日 2018/05/11
01. 01. 02. 02. 03. 03. 04. 04. 05. 05. 06. 06. 07. 07. 08. 08. 09. 09. 10. 10. 11. 11. 12. 12. 13. 13. 14. 14. 15. 16. 17. 18.
※ 曲番をクリックすると試聴できます。
田家 : 半分くらい、いじっています。5年前とかに出した曲は、若干古さを感じてしまう部分もあったりして。キックの感じとか、いまの時代には合わないかもなってことで、エンジニアの方と話して、キックが柔らかくなったりベースが太くなったりしていますね。そのへんも聴いてほしいんですけど、そこまでマニアックな聴き方してくれる人はあまりいないですね(笑)。
──もともとの曲を知っていると、違いがすごくわかりますよね。個人的には「花のドイリー」の、けちょんが風邪を引いた声が好きだったから、まだ新録には慣れないです(笑)。
田家 : ああいう良さもありますよね(笑)。この数年で4人のヴォーカル力も上がったので、前は曲に引っ張られて歌う良さもあったんですけど、いまはヴォーカルが引っ張っている。そうすると逆に、楽器はヴォーカルを後押しするようなミックスがいいのかなって。「逃げろ!!」とかが結果的にすごく力強くなりましたね。きっと好みは人それぞれなので、以前の儚くて無感情に近いくらいの方がよかったって人もいるかもしれないですが、今は表現力のあがった新しいものとして聴いてほしいですね。
──楽曲自体は一緒だけど、グループ自体はだいぶ変わりましたよね。
田家 : 今回のツアーはベストとシングルの曲を中心にやっているんですけど、表現力とか肉体力が上がった4人の歌を聴くと全然印象が違いますね。だから今の感じをもっとすごい観てほしいですね。新しく知った人にも、初期しか知らなかった人にも、すごくいい感じの伝わり方ができる作品になっていると思います。もともと曲のバラエティに富んでましたけど、5年経ってとんでもなくバラエティに富んだので(笑)、セットリストをどう組んでもおもしろくなるような対応力のあるグループになった。今回のシングルで横ノリを追求したので、縦ノリみたいな速い曲と組み合わせて、もっと膨らんでいくんじゃないかと思います。

──いまの時点で、次のリリースだったり、なにかしらの展開は考えているんですか?
田家 : 曲はちょこちょこできてきているので、どういう順番で何を出していくか。それこそ「オーケストラ」じゃないですけど、出すタイミングをしっかり考えたいなって。
──そういう意味では最初に言っていたヒット曲かもしれないですね。最近、DA PUMPの「U.S.A」がヒットしていますけど、ユーロビート調で少しダサいのが一周してウケている。
田家 : すごいですよね。あれは計算しつくされたダサさで、どこまで遠くまで届くかわかってやっているなって。あれぐらい振り切らないと、いまの時代これだけの情報量の中で突出するのは難しいですよね。僕も恥ずかしいくらいポップなアイデアとかはたくさんあるのですが、タイミングを間違えると威力が半減してしまうので、いつ出そうかなって考えてますね。
──そういう曲が1曲あっても、ゆるめるモ! の柱は確立されているからいいと思いますよ。それはメンバーも理解しているでしょうし。
田家 : あとは、そういう切り札をいかに効果的に出して盛り上げていくかの総合的な戦略次第ですね。
──ちなみに田家さんは、ギャラ無料の講演会を全国で開催しようと考えているそうで。
田家 : とにかく、いろんな場所にゆるめるモ! を届けたいんですよね。ベスト・アルバムに『音楽よ回れ!!』ってタイトルをつけたのもそうなんですけど、ゆるめるモ! の音楽がまだまだ回っていないなって。その状況を改めて実感するたびに怒りすら感じてしまう時もあるし、何が何でも回すために、いろんな場所や世代のところにどんどん行きたい。僕1人だったらフットワーク軽くいろんなところに行けるので、どういう結果になるかは未知数ですが、少しでも可能性があるならやるべきだなと。
──講演会では、どんなことを話そうと考えているんですか?
田家 : 場所場所によっておもしろいことを話せればなと思います。中心としては、ゼロからはじめてこんなおもしろいことができたみたいなことを、カルチャーセンターとか企業とかに呼んでもらって、アイドルとかに興味ない人がいっぱいいるなかでお話したい。僕自身、まずはいろいろチャンレンジしてみないと状況が動かないと思っているので、とにかく呼んでくれた場所には行きたいと考えています。もちろんライヴハウスとか路上とか河原とか公園とかでも。
──田家さんはオトトイの学校でも講師を務めてくださったことがありますし、田家さん自身も、体験談もお話もおもしろいのはよく知っているので、いろんな人に聞いてほしいですね。
田家 : 本当に、なんとかして届いてない人たちに届けるきっかけがほしいんですよね。こういうことをやると僕が前に出たい人だと思われるかもしれないんですけど、全然そんなことはなくて。少しでもできることがあるならばやらないといけないと思う。本当は渋谷のスクランブル交差点の街頭で、ゆるめるモ! がこんなにおもしろいグループだとか、こんだけの狙いを持って世の中をこうしようと思っているってことを毎日拡声器で演説したいんですけど捕まっちゃうので(笑)。合法的なゲリラ活動をしないと。ギャラなしでいいので、どこでも行くぜって気持ちでいます!
田家大知が無料であなたの街に講演に伺います!
〈ゆるめるモ! の音楽よもっと回れ!!~たけPのどこでも行くよ!~〉キャンペーン開催!!
「もっとゆるめるモ! を広げたい! 届けたい! 売りたい!」
そんな想いから生まれた番外編スピンオフ・イベントが開催決定しました!!
ただ、今回のツアーで行ける場所は東京・福岡・北海道・宮城・大阪・愛知の6カ所のみ。47都道府県の数に比べて、あまりにも少ない…。もっともっと、広くゆるめるモ! >の楽曲と存在を届けたいという想いのもと、プロデューサーの田家大知がゆるめるモ! のことについて講演をしに回ります。少しでも、ゆるめるモ! が行ったことのない場>所にいけたらという想いです。場所はどこでも、ライヴハウスに行かないような方々がいる、企業や学校、市民会館や井戸端会議など。なるべく多くの人々にゆるめるモ! >のことを知ってもらうきっかけになればと思います。なので、ギャランティは無料です。ラジオやテレビ、雑誌などメディアの方々からのご依頼もお待ちしております。
内容は、ゼロから始まったゆるめるモ! のこれまでの5年間の歴史を語り、ゆるめるモ! のコンセプトと動機、ありえないような失敗談、持ち曲78曲に込められた想いやエピソードを少しでも多くの人に届けに行ければと思います。アイドルに全く興味がない方にも、興味を持っていただける内容にします。日本全国、海外問わず、どこにでも>お伺いさせていただきますので、皆様からのご連絡お待ちしております!!
公演概要
内容 : 講演、トーク (基本はトークですが、ご依頼があればDJなども行います)
期間 : 9月末まで (開催日程が9月末までになります)
費用 : 無料 (遠方の場合は、交通費・宿泊費などの諸経費のみご負担願います)
出演 : 田家大知 (ゆるめるモ! プロデューサー)
連絡先 : [email protected]
「ゆるめるモ! たけP講演依頼」という件名で、日程・会場・ご連絡先をご明記の上、ご連絡ください。
スケジュール等が合わず実施が難しい場合もありますのでご了承ください。
講演会内容 (例)
〈ゆるめるモ! の成り立ち〉
何もない本当のゼロから、どうやってゆるめるモ! は始まったのか?
路上で300人に声をかけて学んだスカウトのやり方。
〈ゆるめるモ! のコンセプトとは〉
「辛い時には逃げてもいいんだよ」という基本コンセプトの真髄。
辛い想いをしている人たちに寄り添い続けてきた曲の歌詞の紹介。
〈ゆるめるモ! の楽曲のサウンドに込められた気合い〉
なぜジャンルレスなサウンドに果敢に挑み続けるのか?
音楽の歴史を再評価させたいからオマージュという手法を取り入れる。
音楽を使って何がしたいのか、何ができるのか? アンダーグラウンドからお茶の間へ。
〈インディーズで5年間やってきた苦労〉
大きな資本がない中でのアイデア作り。成功と失敗、続けることの大変さ。
どうやって広めるか? SNS時代における映像の重要性。
〈アイドル運営はどのくらいの元手があればできるのか?〉
地方や都市を問わず、アイドルグループを運営するためにかかる準備など。
〈海外に広がる構想〉
これまでの海外ライヴは全9回。なぜ海外に向かいたいのか?
ももクロマレーシア公演を観に行った際に開催した、国境を越えたオフ会が原体験。
海外に行ったことがなかったメンバーが海外に馴染むまで。
バックパッカーとして世界一周した身から感じる、海外進出の必要性。
〈ゆるめるモ! メンバーたちの持つ魅力と個性〉
メンバーたちの素顔。まだまだ表に出てない、彼女たちが持つ魅力。
特別な才能はいらないということ。
〈全ては気合い〉
次から次へと生まれるトラブルをどう乗り越えるか?
全て投げ出したくなる時もあるということ。
あらゆる仕事に通じる、気合いの重要性。
〈ゆるめるモ! の今後の展望〉
今いるステージごとにやるべきことは変わる。
面白いグループから、生活に浸透するグループへ。
新たなる次元での居場所作りへの構想。
ゆるめるモ! が絶対に売れないといけない理由と使命感。
〈DJ内容〉
ゆるめるモ! 全78曲を中心に、ゆるめるモ! サウンドのルーツになった曲など。
ゆるめるモ! 過去作はこちらから!
古→新
OTOTOY独占配信のライヴ音源も配信中!
LIVE SCHEDULE
音楽よ回れ!! ツアー 〜ゆるめるモ! の曲を全国にデリバるモ!〜 開催中
2018年6月30日(土)@大阪・ESAKA MUSE
【ヤン限】
時間 : 開場 13:30 / 開演 14:00
料金 : 前売り 2,000円 / 当日 3,000円(+1Drink)
※未成年限定公演となります。
※20歳未満であることを証明できるもの(学生証・保険証等)を必ずお持ちください。
【アダ限】
開場 16:30 / 開演 17:00
料金 : 前売り 3,000円(+1Drink) / 当日 4,000円(+1Drink)
※成人限定公演となります。
※20歳未満の方はご入場できません。
2018年7月7日(土)@愛知・SPADE BOX
【ヤン限】
時間 : 開場 14:30 / 開演 15:00
料金 : 前売り 2,000円(+1Drink) / 当日 3,000円(+1Drink)
※未成年限定公演となります。
※20歳未満であることを証明できるもの(学生証・保険証等)を必ずお持ちください。
【アダ限】
時間 : 開場 17:30 / 開演 18:00
料金 : 前売り 2,000円(+1Drink) / 当日 3,000円(+1Drink)
※成人限定公演となります。
※20歳未満の方はご入場できません。
追加公演決定!!
2018年7月26日(木)@TUTAYA O−WEST
前売 4,000円(+1Drink) / 5,000円(+1Drink)
※高校生以下の方は1,000円キャッシュバック
ゆるめるモ! PROFILE

「(窮屈な世の中を)ゆるめる」、「You’ll Melt More!(あなたを もっとトロけさせたい)」という意味をこめて命名された4人組ガールズ・ニューウェーブ・グループ。街頭スカウトで集めたメンバーで2012年10月4日結成(けちょんは唯一のオリジナル・メンバー)。2013年9月にしふぉん・ようなぴ・あのが加入して現メンバー4人全員がグループ内に揃う。ニューウェーブを軸にエレクトロ、クラウトロック、シューゲイザー、ハードコア、ヒップホップ、アンビエント、テクノ等々、多彩なジャンルを内包した楽曲を展開。POLYSICS、ナカコー(ex.SUPERCAR)、後藤まりこ、ギターウルフ、MIYAVI、氣志團、大森靖子、ワンダフルボーイズ/天才バンドのSundayカミデ、ミオヤマザキ、R指定、坂田明、ヒカシュー、非常階段、cinema staff、アーバンギャルド、Deerhoof、of Montreal、バッファロー・ドーター、ドラびでお等のジャンル・世代を問わないミュージシャンとの共演・コラボレーションも特徴。2017年は5周年の年になり、11月29日に3rdフル・アルバム『YOUTOPIA』をリリース。2018年1月6日にはZepp Tokyoでワンマンを開催し大成功に終わらせる。2018年5月にはニュー・シングルと新録ベストアルバムを発売し、全国6ヶ所ツアーを行うことも発表。海外での人気も高く、ベトナム・台湾・上海・香港・バンコク・韓国といった海外での公演も実施している。