元ウルトラマン主演俳優 27歳で電撃引退したきっかけの作品「一言だったんですけど…」

[ 2025年4月5日 22:01 ]

五十嵐隼士さん(2011年撮影)
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 特撮ドラマ「ウルトラマンメビウス」で主演を務め、ドラマ「ROOKIES」など数々の人気作に出演した元俳優の五十嵐隼士さん(38)が、3月29日配信のABEMA「NO MAKE」(後8・00)に出演し、芸能界を引退したきっかけの作品について語った。

 04年に俳優集団「D-BOYS」に加入。歌って踊れるイケメン俳優として芸能活動スタートしたが、当時から歌はあまり得意ではなかったという。伸び悩んでいた06年、19歳で大きな転機が。「ウルトラマンメビウス」の主人公ヒビノ・ミライ役を射止めた。07年の「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」、08年の「ROOKIES」など、多くのドラマや映画に出演。しかし、13年に27歳の若さで芸能界引退を決意する。理由は大きく2つあったという。

 一つは俳優としての資質だった。「根本のところ、芝居が分からなかった。芝居の正解が分からないというのがあって」。その現実を突きつけられたのが、11年公開の映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」。撮影で、たった一言のせりふが言えず、NGを連発したという。「戦争時代の話で、当時の人の気持ちなんて分からないじゃないですか?一言だったんですけど、まったく言えないシーンがあって。それがしんどすぎて。あの時に1回、芝居辞めたいと思うくらい追い込まれちゃって」。しばらくNGを繰り返した後にようやくOKが出たが、「何がOKだったのか分からなかったです」と打ち明けた。

 もう一つは、社会に出た時の自分を想像したという。「早く芸能界を辞めないと、社会に出た時に、30過ぎて社会の声って聞けるかなって。いつ売れるか売れないか分からない世界にいて、将来売れなくなって社会人になりましたって、落ちぶれたなって言われるのは嫌だなって。名前のあるうちに辞めて起業したら、まだ世間は納得してくれるんじゃないかって」。飲食店などを経営した後、現在は地元・長野県で障がい者の就職支援事業を行っている。

 私生活では10歳下の一般女性と結婚したことを報告した。細かった芸能活動時と比べ、現在は100キロ級の体重に。「38歳で手料理の幸せをつかんだんですよ。ダイエットに関しては皆さん、期待しないでください」と笑っていた。

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