ドジャース・山本由伸投手(25)が28日(日本時間29日)のレンジャース戦でオープン戦デビューを果たし、2回を1安打無失点、3奪三振と上々のスタートを切った。無双右腕の片りんを見せつけるのに十分の内容だったが、一部の米メディアからは懐疑的な見方もまだ消えていない。
山本は12年3億2500万ドル(約465億円)の破格契約を結び、MLBファンを驚かせた。期待の半面、180センチにも満たないメジャー未経験の若者がどれだけ結果を残せるというのか…。米メディア「エッセンシャルニュース」は、上々のデビューにも「この25歳は疑いようのない才能を誇っているが、アメリカでの経験が乏しいため、懐疑的な見方もある。ファンの一部からの嫉妬は言うまでもない。数字上は最高のパフォーマンスだが、まだスプリングトレーニングに過ぎないことを忘れてはならない。ファンは満足していない」と伝えている。
ドジャースを愛するがゆえの厳しい論調だが、一方で同メディアは「彼はそんな見方が間違っているということを証明する準備ができている。この道を歩むなら嫉妬のささやきはすぐに歓声にかき消されるだろう」と期待を込めた。