2025-04-03

悪役令嬢概念無限拡大しまくってて本当に楽しい

SNSだと定義歴史から大上段に振りかぶって「悪役令嬢とは」談義したがるけど

現場はそんなもん気にせずのやりたい放題で見てて楽しい

 

シリウスKCレーベルから出てる

『悪役令嬢みたいに断罪されそうだったけど、全力で愛されてます! 不幸な運命に「ざまぁしまわ!アンソロジーコミック

というシリーズが、もう既に7巻ぐらいまで出てるんだけど、

最初からタイトル詐欺で悪役令嬢も断罪も「ざまぁ」もない話ばかり収録され続けていて、

ほとんど単なる恋愛ストーリーで、いちおう令嬢やナーロッパ近世ぽい舞台なのが多めだけども

場合により現代劇だったり貴族出てこなかったり、恋愛じゃなくほのぼのハートフルストーリーだったりと、もう本当に悪役令嬢要素皆無でも平気で載っている

そもそも、なんでこんな意味不明タイトルなのかというと、悪役令嬢をタイトルにしたアンソロジーはどのレーベルも出しまくってて、

差別化でひねって考えたすえに出たタイトルがコレという

 

往年の雑誌文化を知ってる人はわかると思うけど、これ「ホラーコミック」と称してホラー看板だけど載ってる人気マンガは言うほどホラーじゃなかったりする雑誌スタイルムック的な手法で、「悪役令嬢コミック」という人気ジャンル専門雑誌体裁で中身は自由にやってる感じなんだよね

こういうのでもタイトル詐欺にならないというか、シリーズ7巻まで続けられてるのが「悪役令嬢」という看板の強さと、それを選択して買ってる層の厚みを感じられてホント好きなんだけども、

 

これさ、現代WEBコミックが主戦場から既存雑誌じゃなくて人気ジャンルとそのアンソロジーという形を経て、

結果的に、「悪役令嬢コミック」という枠を得ることで、少女マンガ作家少女マンガジャンルが再集結してるカタチになってるのね

 

少女マンガはもうだめだーとか、今は24年組みたいな作家少女マンガでは出てこないんだーとか言うわけだけど、

いや、それ言ったら、今のジャンプに「ハレンチ学園」も「はだしのゲン」も載らないし

男性向けだろうと殆ど雑誌死に体ですからね。青年マンガあたりはとっくに滅んでると言って差し支えない

 

ほっといて、元から少女マンガの半分以上、都合のいいハーレムマンガ看板から

花ゆめは違う? LaLa看板なんて、長く清水玲子の「輝夜姫」だったりしたじゃん?

あれなんか世界中セレブ集めたハーレムマンガの極地みたいな話すよ。そういうのが大事なんすよ少女マンガ

なので、悪役令嬢で少女マンガは復活した宣言すべきなのです

実際そうなので

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