地震の死者が2000人を超えたミャンマーでは各国の支援部隊が活動していて、日本からも緊急援助隊の派遣に向けた調査チームが到着しました。壊滅的な被害を受けたマンダレーから中継です。

マンダレーで、日本人1人が巻き込まれたとみられるマンションの倒壊現場に来ています。もともと11階建ての建物があったのですが、地震の激しい揺れで低層階が押しつぶされてしまった状況です。いまも数十人ががれきの中に取り残されているとみられ、地震発生から5日目を迎えたきょうも、救助隊が捜索を続けています。

また、現地の日本大使館の職員がきのう夜、マンダレーに入りましたが、いまのところ日本人の発見の情報はないということです。

マンダレーには、企業の駐在員など十数人の日本人がいて、安否不明の1人以外とは連絡が取れているということです。

ミャンマーでは各国の支援部隊が活動していて、日本からも緊急援助隊の派遣に向け、JICA=国際協力機構の調査チームがきょうにもマンダレーに到着する予定です。

また、日本赤十字社は、支援活動を進めるための連絡調整員を今夜、現地に派遣すると発表しました。

連日の余震で救助活動が難航しているだけでなく、現地では、医療物資や避難設備なども不足していて、さらなる支援が求められています。