
(フォトグラファー:橋本 昇)
男根のハリボテをかぶった人がなぜか大人気
4月6日、神奈川県川崎市の川崎大師駅にある金山神社の例祭「かなまら祭」をカメラをぶら下げて見に行った。
京急大師線・川崎大師駅で降りるといきなり正面に男根のハリボテをかぶった男が立っていた。地元の通行人は無視していたが、祭目当ての観光客は大喜び、ピースサインを作りながら男根男に密着して何度もスマホのカメラに収まっていた。

祭が開かれる金山神社はすぐ近くにあったが、神社に入るまでに長蛇の列が出来ている。ざっと2000人はいるだろうか。日頃は参拝者もチラホラだと聞いたが、この祭には3万人がやってくるという。この一日の賽銭で一年は賄えるというのも納得だ。
さて、神社の周りは男根を描いた浴衣を着た男性、男根がプリントされたTシャツを着たカップル、オネエの男性など、ピンク色の男根で溢れている。男根や女陰の形をした「子宝飴」なるものも売っている。飴を舐めながら行きかう人々。おかしな光景だ。

境内からは囃子が聴こえてくるが、それよりも日雇いガードマンの「立ち止まらないでください」の繰り返しが耳にガンガン響く。