【AS】17歳のエース比嘉もえ「タメ口で話せる」同い年2人の日本代表入りを歓迎

[ 2025年2月14日 19:02 ]

練習中に笑顔を見せる比嘉もえ(左)=撮影・小海途 良幹
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 アーティスティックスイミング(AS)日本代表が14日、東京都北区の国立スポーツ科学センターで実施中の強化合宿を報道陣に公開。24年パリ五輪代表で、昨年12月の選考会を経て再選出された比嘉もえ(井村ク)は「パリ五輪ではメダル争いに乗れなかった(絡めなかった)悔しさがある。また違う日本を見せられる1年にしたい」と抱負を語った。

 チーム5位、デュエット8位に終わったパリ五輪では2種目に出場したが、今年は新たにソロにも挑戦し、7月の世界選手権(シンガポール)を見据える。体力的な負担は大きいが、「(審判から)1人しか見られないので、1人で戦わないといけない。本物の技術で戦わないといけないので、そこをもっと磨きたい」とどん欲だった。

 新チームは11人中8人が五輪未経験者というフレッシュな面々。パリ五輪でチーム最年少だった比嘉の立ち位置に変化はないものの、「同い年の選手が2人増えて楽しい」と笑う。相高花帆(ミキハウス東京ク)、白波瀬菜桜(国士舘ク)は同じ高校2年生。「タメ口で話せる(笑い)。しんどさを共有したり、2人も相談したりしてくれます」とプールを離れれば以前よりもリラックスできている様子を明かした。

 先月就任が発表となった宮川美哉ヘッドコーチも、「容姿は世界でも引けを取らないが、技術はまだまだ本物ではない。もっと基礎を固めてあげたい」と期待とハッパを掛ける。17歳ながらエースの自覚が芽生えてきた比嘉も、「日本の課題は迫力が劣っているところ。一歩一歩クリアしたい」と語った。

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