「サウス」協調、保健医療に重み コロナでリスク認識
安全保障とeconomy
新興・途上国「グローバルサウス」との協調で保健医療分野の重みが増してきた。コロナ禍のような健康危機が自国経済のみならず国際秩序も揺るがすと再認識され、経済安全保障の観点でも関心が高まる。医療体制が未整備な国に支援ニーズがあり、国民皆保険を持つ日本の強みを生かす。
世界保健機関(WHO)の2023年の統計では、健康寿命は日本がトップの74.1歳だ。国民皆保険など世界有数の医療提供体制に優位性がある...
安全保障の話題には難解な印象や苦手意識を持つ人が少なくありません。「経済」を補助線に、暮らしやビジネスに身近な「自分の問題」として考えます。