中国、太平洋の島国にケーブル敷設で接近 日米欧は警鐘
安全保障とeconomy
通信インフラを担う海底ケーブルの敷設を巡り、中国が他国に影響力を行使しようとする動きが顕著になってきた。太平洋の島しょ国などに資金援助し、外交や安全保障で「中国寄り」を引き出す狙いが透ける。日米欧は中国製の危険性を訴え、支援の強化に乗り出している。
高速大容量通信を支える海底ケーブルは全世界で150万キロメートルほど張り巡らされている。特に太平洋には日米や米豪などをつなぐ多くのケーブルが通り、デ...
安全保障の話題には難解な印象や苦手意識を持つ人が少なくありません。「経済」を補助線に、暮らしやビジネスに身近な「自分の問題」として考えます。