歌舞伎座3月公演 清新な令和版「忠臣蔵」
[会員限定記事]
歌舞伎座では約12年ぶり、新開場の記念公演以来となる「仮名手本忠臣蔵」の通し上演だ。菊五郎、仁左衛門ら人間国宝から花形・若手までの大一座で、配役の妙がファンの興味をそそるダブルキャストのうち、Aプロを観劇した。
開演10分前から口上人形が独特の口調で配役を紹介。通常よりもゆっくり幕が開き、始まる競演に期待が高まる。
大序は物語の発端として高師直(こうのもろのう、吉良上野介)による、塩冶判官(えん...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り543文字