大谷翔平、盗塁量産の極意 一塁コーチ証言からひもとく
スポーツライター 丹羽政善
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「ヘッドバンプか? あれは、初めて(大谷)翔平がオープン戦に出たときのことだった思う」
記憶を丁寧にたどりながら、そう話し始めたのは、マーリンズの新監督に就任したクレイトン・マッカラー元ドジャース一塁ベースコーチ(以下、コーチ)。
「ダッグアウト内では、各選手とハイタッチをしたり、ハグしたりと、いろんな"儀式"がある。『君は出塁することが多いから、一塁に出塁したとき、なにかしてみないか?』と提案

米大リーグ・ドジャースで活躍する大谷翔平をテーマに、スポーツライターの丹羽政善さんが彼の挑戦やその意味を伝えるコラムです。