【柔道】阿部兄妹や永瀬貴規ら18人が世界選手権代表に内定 角田夏実はケガを考慮して選考外に

[ 2025年4月6日 18:19 ]

柔道全日本選抜体重別選手権最終日 ( 2025年4月6日    福岡国際センター )

<柔道体重別選手権>世界選手権の代表選手をを発表する(左から)女子日本代表・塚田監督、山田強化委員長、男子日本代表・鈴木監督(撮影・岡田 丈靖)
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 柔道全日本選抜体重別選手権の競技終了後に強化委員会が開かれ、世界選手権(6月、ブダペスト)の代表内定選手男女計18人を発表した。

 男子は、五輪2大会連覇王者の66キロ級・阿部一二三(27=パーク24)と81キロ級・永瀬貴規(31=旭化成)がともに今大会の優勝に届かなかったが、これまでの圧倒的な実績を評価されて選出。90キロ級はパリ五輪銀メダルの村尾三四郎(24=JESエレベーター)が今大会を欠場したが、五輪後のグランドスラム(GS)東京大会とバクー大会で連続優勝したことが評価されて選ばれた。

 7階級のうち2人を同時に派遣することができる2階級は、66キロ級と90キロ級に。それぞれ「2枠目」には、66キロ級でGS東京大会とバクー大会を制した武岡毅(25=パーク24)と、90キロ級で昨年の世界選手権を制し今大会では3連覇を達成した田嶋剛希(27=パーク24)が選ばれた。

 女子は、52キロ級で東京五輪金メダルの阿部詩(24=パーク24)が順当に選出。パリ五輪後のGS東京大会とパリ大会を連続優勝した大森生純(24=JR東日本)に追い上げられたが、今大会決勝の直接対決で勝利した阿部詩が「1枠目」に入った。78キロ超級は新井万央(日体大4年)と高橋瑠璃(24=SBC湘南美容クリニック)の1枠目争い。どちらを推す声も挙がったが、GS東京大会優勝の新井がわずかに上位と判断された。

 7階級のうち2人を同時に派遣することができる2階級は、52キロ級と78キロ超級に。それぞれ「2枠目」には、阿部詩と代表争いを繰り広げた大森生純(24=JR東日本)、新井万央と僅差だった高橋瑠璃が入った。

 パリ五輪48キロ級金メダルの角田夏実(32=SBC湘南美容クリニック)は、肩や膝のケガの状況を考慮して世界選手権に出場しない意向を事前に示していたため選考の対象外に。今大会の出場も見送っていた。

 ▽世界選手権日本代表内定選手
・男子60キロ級 永山竜樹(28=パーク24)
・男子66キロ級 阿部一二三(27=パーク24)、武岡毅(25=パーク24)
・男子73キロ級 石原樹(23=JESエレベーター)
・男子81キロ級 永瀬貴規(31=旭化成)
・男子90キロ級 村尾三四郎(24=JESエレベーター)、田嶋剛希(27=パーク24)
・男子100キロ級 新井道大(東海大3年)
・男子100キロ超級 太田彪雅(27=旭化成)

・女子48キロ級 古賀若菜(23=JR東日本)
・女子52キロ級 阿部詩(24=パーク24)、大森生純(24=JR東日本)
・女子57キロ級 玉置桃(30=三井住友海上)
・女子63キロ級 嘉重春樺(25=ブイ・テクノロジー)
・女子70キロ級 田中志歩(26=JR東日本)
・女子78キロ級 池田紅(22=コマツ)
・女子78キロ超級 新井万央(日体大4年)、高橋瑠璃(24=SBC湘南美容クリニック)

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