安田祐香 タイ合宿の“出遅れ”対策成果だ! ツアー2勝目へ3差6位浮上「我慢強いゴルフできたら」

[ 2025年4月6日 04:55 ]

女子ゴルフツアー  ヤマハ・レディース葛城第3日 ( 2025年4月5日    静岡 葛城ゴルフ倶楽部 6475ヤード、パー72 )

<ヤマハレディースオープン葛城・第3日>16番、バーディーを決めキャディーを務める姉の美祐さん(左)と笑顔を見せる安田祐香(撮影・会津 智海)
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 00年生まれでミレニアム世代の安田祐香(24=NEC)が4バーディー、1ボギーの69と伸ばし通算8アンダーで首位に3打差の6位につけた。最終日は昨年のミヤギテレビ杯ダンロップに続くツアー2勝目に挑む。23年大会覇者の穴井詩(37=GOLF5)が67の通算11アンダーで単独首位に立った。

 シーズン序盤は出遅れることの多かった安田が、今季4戦目で早くも優勝のチャンスをつかんだ。「納得のいくショットは少なかったですが、パットが入ってくれた。今週はスコアのまとめ方が割と良い感じです」。その言葉通り1番で3パットのボギーを叩きつまずいたが、4番で50センチ、5番で30センチのバーディーパットを決めてすぐに挽回した。

 オフはスロースターター脱却へ、タイで初めて10日間の強化合宿を敢行。ゴルフノートにも「前半戦で優勝する」と目標を書き込み、仕上がりを早めて開幕戦に臨んでいた。

 アマ時代に実績を残しミレニアム世代の星と期待されてプロ入りした逸材だが、なかなか結果を出せず苦しんだ。その中で昨年のミヤギテレビ杯ダンロップでツアー初V。自信を取り戻した。「優勝して自分もできると思えるようになった。ここは難しいコースなので(最終日も)我慢強いゴルフができたら」と逆転Vのシナリオを描いた。

 ≪穴井2年ぶりV王手≫飛ばし屋の穴井がパー5でバーディーを量産し2年ぶりの大会Vに王手をかけた。「明日は雨が降ると分かっていたので、今日は伸ばせるだけ伸ばせられたらと思っていました」。最終日は42歳の全美貞と39歳の藤田と最終組で回ることになった。37歳はその中で最年少。「なかなかないことなのでうれしいです」と笑う。2年ぶりの通算6勝目に向け「遥ちゃん(工藤)が勝って30代が勢いづいているので頑張りたい」と意気込んだ。

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