ジャーナリストの青木理氏が11日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」に出演。アメリカのドナルド・トランプ大統領が「絶好の買い時だ」SNSに投稿した騒動を「ひどい」と断罪した。

 トランプ氏は9日の午前9時37分に自身のSNSに「今が絶好の買い時だ!」と投稿した。その後、午後1時すぎに相互関税の上乗せ分について、発動の90間停止を表明するとニューヨーク株式市場のダウ平均株価は一時、3000ドル以上急騰。米メディアなどは「相場操縦ではないか」と批判している。

 このニュースに青木氏は「これはひどいですよね。これはひどい」と顔をしかめ、「要するにニューヨーク株式市場が開いて7分後、トランプ氏が『This is a great time to buy』って書いてて。その直後に『追加関税の一部を免除』って言ってやって。完全にこれあれですよ。アメリカ大統領が主犯格のインサイダー取引ですよ。これはひどいですよね」と断罪した。

 これにはメーンパーソナリティーの大竹まことも「これで情報に敏感な人とか金を持ってる人なんかはパッとね、何千ドルもこういった時にしたら、とんでもない金額になるよね」と呆れ顔。

 青木氏は「そんなことを平気でやるのを見てると、トランプ氏自身がどうかは別としても、政権内部にもこれで株とか買ってるやついるんじゃないの?っていうふうに思っちゃいますよね」と勘ぐっていた。